ヒマラヤポカラトレッキング24「MBC」

4/30(火)Deorali 8;00s…UpperDeorali9;00...河原…マチャプチャレBC11;00a3650 

 

デオラリ峠を越えるとジャングルがなくなり、モディコーラ川岸に出ると、雄大な景色が開ける。前方にグレイシャドー7193M。

ガレ場をトレイルする。オーバーハング気味の大岩がある。北ア下の廊下の太鼓岩のよう。雪がつき始める。昨日までの午後の雨は、ここでは雪だった。                

マチャプチャレBC(MBC)には登りとなる。ロッジの数は減っていき、トレッカーはすでにバンブーあたりから、ほとんどがここに来るので、人数は減らない。ますます宿泊が厳しくなってくる。毎シーズンのことで、一部屋にベッドがいくつもあり、相部屋となる。日本の布団を敷き詰めた雑魚寝形式よりはマシだ。でもくつろげないし寝付けないし疲れも取れない。

MBCは、庭にテントが何張りかあり、そこに宿泊することも可能で、野遊は相部屋よりもそのほうがずっといいから、申し込んだら、部屋より安く500Rsだった。

中に入ると、朝からのお日様にぬくもっていて快適だった。

水場もあり、体を拭いたり顔を洗ったりできた。

毛布があったので、岩にかけて干した。

明日はアイゼンを使用すると思うので、出しておいた。

15時を過ぎたころ、曇ってきて、やがて雨が降ってきた。

夜はほとんど暴風雨となり、いつも朝は晴れるけれど、さすがに明日のお天気が心配になるほどだった。

けれど深夜になるのを待たずに、野遊は心地よい眠りについた。

雨風の音に時々目覚めたけれど、テントはしっかりしていて、水も入ってこなかった。

シュラフに毛布もあるので、寒くもなかった。一人とはこんなに気楽で楽しいものかと思った。でもこれは、すぐそばのロッジにシュレスたちもいるし、近場のテントにトレッカーたちがいると知っているからだ。夜中に一人きりだったら恐怖だろう。無人小屋体験は何度かあるけれど、テントだったら怖いだろうな!