縁猫(1)猫が…

ryo-rya2017-07-03

「猫が…」なんていうタイトルのメールが影武者から来たので思わずギクッとした。
愚連隊に何か良くないことでも起きたのかと思った。野遊の娘プー子と影武者が夫婦になって1年半余り。双方の飼い猫も合体して二人と3頭(この3猫を野遊は愚連隊と呼んでる)の新婚生活に、今秋、プー子の初産が控えている。

メールを読むのには勇気と決意が要った。
ところが内容は全く違うこと、予期せぬ変なお知らせ。

影武者が大雨の次の日、仔猫を保護したというお話。

それが目もあかぬ、へその緒もついたままの、小ぶりの卵1個よりも小さい赤ちゃん猫。

飼えもせぬ身で、もうこれ以上猫拾うな!けれど影武者は拾い上げて持ち帰ってしまったそうだ。で、野遊に連絡してくるとは。どーゆーつもり!?

雨が降り、出産した子を咥えて、お母さん猫は場所替えをしたのだろうか。母猫が子供を落とすだろうか?1匹ずつ咥えて移動する途中、野良猫に追いかけられたか、散歩犬に威嚇されたか、ハクビシンに襲撃されたか。
どういうわけでこの子を落としていったのかなあ。
お母さんとその子供たちは大丈夫かなあ。

道に落ちていて、ビィビィ鳴いていて、それを見たら、自分は今、もう猫が飼えないからとか、猫嫌いだからとか、いろんな理由があったとしても、行き過ぎてしまう人は、鬼だと思う。
なので影武者が保護したのは、結局は野遊も協力する羽目になるのでうんざりではあるが、影武者は人として当然の行為をしたのだと思う。

まあ結局今その仔猫はここ(野遊の部屋)にいるので、やがてどなたかに差し上げることを前提に、成長記録をざっと記しておこうと思う。
もう野遊はあんまり日記は書かない。これは何かあった折りの参考記録として、一応記しておいたほうがいいと思ったので。
(画像は影武者が自分で撮ったもの)