2018-01-01から1年間の記事一覧
トレッキング行程(報告書)2017年 10/ 9(月) 出国(羽田空港)~入国(NRLトリブバン空港) Thamelタメル 10/10(火) 現地情報取得・買物・TIMS取得、Rs換金、荷預け等手続き ” 前半 ルクラ(登山口) 〜 ゴーキョピーク5357m 〈今トレッキング最高峰に〉…
下山してからの野遊は体調が悪く、食事ができなくなっていた。チーチャは1人で買い物に出かけたり喫茶店に入ったりしていたようだ。黄色い大きなトレッキングバッグを購入して、見せてくれた。タメルに2泊してから帰国前日、古都パタンに行った。OMさんと家…
四局で二対二に。羽生さんは太ってきたので、それは体の色々なところに悪影響があることだろう。正座の対局中は膝がきつそうで、前後に揺れたり、アグラになったり、立つ時に具合悪そうで。 腰まわりがボッタリして、耳からほっぺなんか広すぎて。若いころの…
タメルのホテルに朝が来た。朝食つきでパンと玉子などと紅茶、またはコーヒー。サントスは有料と思ったのか、どこかに行って勝手に済ませてきた。日程が1日余っているので、明日はパタンに行こうと思い、OMさんに電話を入れた。そして帰りの手続きなどしなが…
サントスは不安そうに「僕はここで別れる」と言った。1500Rsほどの宿泊費を自分も支払うとは思っていなかったらしい。どこに行くのか、ドミトリーのような各安宿はあるかもしれないが、カトマンドゥをあまり知らないらしいサントスに、今から何ができるのだ…
サントスは実はバンダーBhandarで別れる予定だったのだが、やっぱりカトマンドゥに行ってから実家のネリNeliに帰ると言い出して同行した。 バスが街に入ると、バスのスタッフに「(私達が泊まる予定の)タメルThamelまで行ってくれる?」と聞いた。え、何言っ…
バスの窓からは、美しい自然の風景が眺められて、ここを歩くのには、多分この道路ではなくて山道があるのだろう、もったいないことをしていると思った。でも、それはすべての道が別々なのではなく、この平らにされた泥グチャ道を、車たちと一緒に歩く時間も…
バンダーの朝。丘に登ってバスの発着所に行き、乗り込むと、もう乗客がいっぱいで、立っているしかない!? サントスが、シートに座っている現地民の乗客に何やら話しかけ、やがて彼らは席を立ってくれて、そこに座れたのだが、それは、前日申し込んだ、野遊…
バンダーは街で、道は平らになっている。服や食べ物を売っている。サントスはひとり息子のウップソにおもちゃや服などを買った。まわりの現地民たちは1〜2時間を歩いてこの街に買い物に来るのだった。 このロッジの食堂の横の部屋で、おばあさんが二人座って…
11月3日、バンダーに到着したときは、もう明日も歩く気力はなかった。 ここからカトマンドゥにバスが出ているので、是非乗車しようと思った。 お祭りなどで出ていないこともあるそうだが、たいていはトレッカーたちはここバンダーからバスに乗ってトレッキン…
現地のおじさんからも、ルートの激しく変化する道を聞き、サントスは林道を歩いて行く。突然右手に登りだした。それは道というより土手を這い上る感じ。登ったら山道になっていて、前後に伸びている。サントスは、「ここを歩いたことがある」と言った。以前…
キンジャからバンダーまでは4時間くらいの山道。ロッジの朝食のパンを半分残し、茹で玉子を持って出発。ところで玉子ってどう書くの?生は卵で、調理したら玉子?それとも食用は押しなべて玉子かいな。なるべく玉子と書くようにしているけど、目で見ると卵の…
キンジャに向かう道でも、野遊は前の二人に遅れて、一人でトボトボ歩いていたが、その先に学校があるとかで、中学生くらいの子たちが、野遊を追い越してどんどん走っていた。 「キンジャは?キンジャは?」と、野遊は、追い越しながら笑顔を向けてくれる子た…
10/30(月)Salung2960∼Phurteng3040∼Junbesiジュンベシ2700m リングムから左に向かうパルプへの道を分けてまっすぐ進み、ジュンベシに出る。 この道は初めて踏み込む「ジリへの歴史街道」だ。 加藤保男さんがジリから登り歩いてルクラに出た、その懐かしい…
広瀬ボッチ君に負けちゃって、何かがパラリンと壊れてしまった。 ボッチは強くなったなあ!よくここまで勝ち上がってきた。でも羽生さんには負け越していて、勝てるんじゃないかなと思っていた。いや、思いたかった。 竜王戦三局目の二日目。 午前中は鎌倉学…
2年前、シュレスと通り過ぎた小高いリングムの村に投宿。 リングムから、いよいよ初体験の道に入り、Jiri1995へと向かう。シュレスとはこのリングムからパルプへと下り、サルエリに出てバスでカトマンドゥに帰った。往きもネリからデウサ、さらに4日かけて登…
タキシンドゥTaksindu2960からリングムRingmu2720への道は悪路で、足をどう運んでいいかわからないようなガタボコ下り。雨や雪で削られるままの姿をさらしている。その道とも呼べぬ道を住民たちは、いとも自然に近所の道と受け入れて往来しているのだ。治す…
やっと着いた。野遊、弱くなってるなあ! 見覚えのある丘の上。ここがタキシンドゥ。 広いのか狭いのか面積感覚がなくなっているけど、ぐるりと見渡せる程度の丸い頂上広場。 水用か、ドラム缶がいっぱい端に寄せられ、ゾッキョやカッチャールが人間をはるか…
たしかに一つ一つ濃い思い出があるのだけど、今資料を見ずに書こうとすると、なんと、書けない。今まではタイトル決めるとどんどん書けたのに、野遊がモタラモタラして日が経ってしまい、曖昧になっている。サルケから地獄の大急登急降下を繰り返して次に印…
サルケのロッジは2回目のトレッキングで、シュレスと泊まったところだ。 ここはルクラへ向かうトレッカーは、まず登り切ってサルケに着いた途端に目に飛び込んでくるロッジだ。 転ずればその先に橋があり、山村にロッジが並んでいるので、足元のこのロッジを…
ここサルケのロッジは、客室が二階にあり、階段の上がり框のこちら側が廊下で部屋が並ぶ。向こう側は水場で、トイレと洗面所が一室になり、ドアは解放されているけれど、トイレは水を流せるので、臭気などはない。部屋の窓から外を見ると、サントスがおかみ…
右手に飛行場を見あげながらサルケに向かって下っていく。のどかな道だ。前々回シュレスと宿泊した、しっかりした造りのロッジを、サントスが選んでくれた。うわ懐かしい。サルケ真っただ中のロッジ群から離れて、サルケの最も外れに建つロッジで、たいてい…
Namuche3440からモンジョに下り、前回仲良しになったソナムのロッジに寄ったが、いなかった。行きに寄ったときは、シェルパとしてTengbocha3860のほうに出かけていると奥さんが言っていたので、帰りによると伝えたが、日程通りに寄ったけれど、いなか…
ポルチェから下ってキャンジュマKyangjuma3550で投宿、次の日ナムチェNamuche3440に向かい、昼前に着いたので、チーチャに名所の観光地シャンボチェSyangbocha3720の丘を散策させてあげようと思い、サントスをつけた。野遊はひとりでブラブラした。あれもこ…
【神々の交響楽に包まれてポルチェの朝が静かに明ける】前々回、シュレスと訪れたこの村に、再び来た。 暮らしてみたいPhortse3810のm の村よ。 住んでもみたい慕わしいポルチェよ。影までかわいい子どもたちと子ヤギ。 ***以下 寄り道の独り言【羽生さん…
Gokyo4790のロッジを出て、朝の道を河原沿いに歩きながら、この山々にお別れを告げる。河原を離れてから山道を上り下りして、Machhermo4470まで行かず、その手前のパンガPhangga4480の、静かなロッジに投宿。午前中に到着して十分に体を休めた。 窓から広い…
名残惜しいけれど、下るべき時はやってきて、野遊の人生最後になるであろGokyoRi5360mを、あとにする。 途中、空腹そうなサントスを先に行かせる。サントスは駆けるように、Gokyo4790のロッジめがけて下って行った。 それからは野遊はぽつんと、少しずつ下っ…
ピークにたどり着くのとほとんど交代に、チーチャが降りてきた。 え、もう戻るの?どうだった?と聞くと、写真で見たのと同じだったとチーチャは言った。てことは多分あまり感動してないんだなと感じた。やっぱり具合がよくないと、心も豊かになれないのだろ…
10月17日(火)、ゴーキョリ(RiとはPeak、丘)アタック。 サントスはポーターなのでロッジで休んでいてもいいのだけれど、一緒に行くというので、サブザックを背負ってもらった。 チーチャは風邪気味だそうでしきりと鼻をかんでいるし、入山してからずっと…
モンラからドーレDhole4110mへ。ドーレからマッチェルモMachhermo4470mへ。 標高をあげながらジワジワと進んでいく。 2014年の春、初めて歩いたこのルートを、懐かしく思い出したものだ。野遊の心だけで思っている。チーチャは何を思っているのだろうか。そ…