2016-01-01から1年間の記事一覧

山岳映画上映会(7)番外編・田部井淳子さん

これは表記タイトル「山岳映画上映会」とは関係していないことなので「番外編」。長いこと癌と闘っておられた田部井淳子さんがなくなられた。 前回の(6)を書き終えてすぐに知った。 思わず「ああっ!」と、声をあげてしまった。 田部井さんはブログに、最…

山岳映画上映会(6)今井道子さん

18時30分の開始時間が近づくと満席になった。野遊の知っている人はいなかったが、どこかにはいるかもしれない。野遊のいくつか前の席に座った女性が、もしかしたら今井道子さんではないかと思う。この山岳映画会のメンバーなのかな。てことはこの会は、やは…

山岳映画上映会(5)後楽園駅

後楽園は、たぶん初めて降りる駅。目の前が文京シビックホール。 うっかり一つ手前のビルに入ってしまってエレベーターで昇って行ったら違った。そばにいる人に聞いてしまう。わからないときに日本語の応酬ができる安堵感はどうでしょう!少しくらいわかりに…

山岳映画上映会(4)チケットが届く

当日18日(火)、郵便物を待つ時間があるかどうか…野遊は今日藤沢駅に出ていく用事があり、そのまま東海道線に乗って東京に行くつもりだった。お姉さんは「チケットがなくても、わたしの名前を言えば大丈夫」とも言っていた。 その日の文京シビックホールの…

山岳映画上映会(3)文京シビックホール

次の日(10月16日、日曜)、野遊から電話を入れようと思っていたところ、加藤保男さんのお姉さんから朝、早くに電話が入った。映画鑑賞のチケットを郵送したとのこと。野遊は、皆目見当もつかないそのイベントについて、何はともあれ「行こう」と思ったが、…

山岳映画上映会(2)「ヒマラヤ地震トレッキング」講演会

10月15日、藤沢の地域活動センター(名称は定かではない?)にて、野遊は「ヒマラヤ地震トレッキング」というタイトルの講演をした。2時間のお話会のようなものだ。 そのあと、主催者さん方の食事会に招かれた。実はその日、野遊の上の姉の末娘が、ソルトレ…

山岳映画上映会(1)加藤保男さんのお姉さんに会いに行く

野遊のストレッチ講習会の生徒さんが、加藤保男さんってご存知ですかと言うのでびっくり。やがて彼のお姉さんと知り合いだということで、会いたい、会いたい、会いたい。と野遊は言い、夏を見送って秋の初め、大宮まで出かけて行った。生徒さんは気持ちよく…

夢ノート 台風が来る土曜の朝に

夢の最初はたいてい覚えていない。大勢で旅行していた。国内旅行だったようだ。覚えているのは夜からで、お風呂あがりに、メンバーの一人であるどこかのおっさんが、野遊が普段使用している大型ナプキンを肩に乗せて汗拭きにしていた。 それは元はシーツで、…

Rio(3)夜中にため息をつく

さすがのキングも体は人間。 腰痛を押して出場したけど、着地が全然思うように行ってくれなかった。 残念。残念・・・残念。それを見ていたクルクル王子、つられたのか着地でグラグラして、練習風景みたい。 内村君は続けざまの過酷な出場だったけど、クルク…

Rio(2)深夜に息を詰める

これから内村航平の種目別決勝ゆかがある。 遠藤幸雄も、ゆかで優勝している。 競う相手はソ連のシャハリンだっけ。 幾星霜、体操はレベルが上がった。 気が遠くなるほど。人間技とは思えないほど。内村君、大丈夫かな。 6種目×3回=18戦も、短期間に抜…

Rio (1)早朝に快哉を叫ぶ

内村航平。ソウルのオリンピックでは19歳だった。いろんな面で小柄に思えたが、初登場の最若輩が、しっかりと活躍していた。明るい若者的印象はなく、公的な場では、あんまり感情を表に見せない子だった。なんか白けてる感じもして、現代っ子なんだなあと…

流氷旅行 16 喜びが動き出す

大海原を流れてくる流氷を、ひとつひとつ、手で温めているようなものね。 一片の流氷だって溶けないよね、そんなことしても。 はじっこがちょっと丸くなりかけたくらいで、今日が終わってしまう。 あとからあとから、流氷が押し寄せてきているのに。手でやっ…

流氷旅行 15 終わりの始まり

チョラパスが目に浮かぶ。野遊はチョラパスを越えられるだろうか。 シュレスは野遊が、コンマ、チョラ、レンジョの3パスを狙っているのを知っている。同行すると言った山じいは、ネパールの大地震で、しばしヒマラヤ入りを保留にした。野遊もあんなに崩れた…

流氷旅行 14 膝、まだ治らん

そして6月に入ってしまった。 異変を感じた昨年の12月から、ついに半年を越えた。 そして今もなお、膝の状態は良くなっていない。 速足で歩けはするが、駆け足、階段下りなどのように、一方(左)に全体重を乗せたまま移動する行為が困難。 くっそぉ〜・…

流氷旅行 13 流氷はぁ〜? どこよ

バスはまっすぐ海に向かい、期待に胸を膨らませて下車、それから大きな遊覧船に乗って出発。先頭にスクリューがついていて、流れてくる氷を砕きながら進むのだ。でもスクリューは我々のために一応まわっているだけで、氷ではなく海水を無駄にかいていた。甲…

流氷旅行 12 夜も朝も除雪車が働く

今日のホテルに着き、入浴して夕食。メニューは特に記憶にないが4人で楽しく過ごした。そして酔っぱらった義兄は先に寝てしまい、姉妹で深夜までおしゃべりして、明日の流氷を期待しながら就寝した。夜中に目を覚まし、窓の外を見ると、大きな駐車場がある。…

流氷旅行 11 地吹雪

昼前に吹雪いてきて、バスの窓は凍ってしまった。あっという間に道路に雪が積もった。鎌倉だったら雪が降って、積もるかなあと思っても、道路に落ちる雪はみるみる消えていき、ビショビショになるのがせいぜいで、まず積もることはない。まれに積もっても、…

流氷旅行 10 紋別博物館

今日は流氷を見る日だと勇んで出かけたのだが、流氷はまだ来ていませんと添乗員が言った。流氷は見られないけれど、予定通り船に乗りますか、それとも明日の午前中に変更しますかと聞かれた。明日の昼は帰路につく。その前の雪見物だったかの予定を変えて、…

流氷旅行 9 チゴイネルワイゼンは流氷のドラマ

流氷にまつわることでは『北の国から』(1980年代〜の、富良野を舞台にした倉本聰監督のテレビ連続ドラマ)の再放送を、最近CSで放映していて、野遊は初めて観たが、以前からの評判どおり、心を打つシーンが組み込まれた作品で、後期のシリーズに流氷のシー…

流氷旅行 8 釧路空港からバスで温泉ホテルへ

出発時間が大幅に遅れはしたが、飛行機は無事に釧路空港に到着した。重そうな曇り空の中、添乗員が待機してくれていて、十数人のカスタマーたちともここで出会い、ツアーバスに乗車する。上の姉夫妻は2席並んで座り、下の姉と野遊も2席並んだ指定席。どち…

流氷旅行 7 支度が冬装備

羽田空港に着く。姉夫婦と下の姉に会う。コンダクターやカスタマーたちは現地集合となっているので、各々に送られてある航空チケットを持って飛行機に乗るのだが、ここでアナウンスが入った。上空を強風が吹いているそうで、飛行機が飛ばないのだ。もし飛ぶ…

流水旅行 6 誘われる

いつもひょいひょいどこでも歩いて行く野遊が、この数か月、おとなしくしているので、野遊の上の姉が、かわいそうに思ってくれたのか、旅行に行こうと声をかけてくれた。でもそんなに長く歩けない。ついて行けなかったら迷惑だろうな。それにこんな時に旅行…

流氷旅行 5 筋肉、筋がズタボロ

野遊が通っている整体科はふたつ。人様に勧められ、優柔不断な野遊が腰をあげて行き、そこでズルズルと?通いだしたような出発ながら、さすがに勧められただけあって、どこもそれなりに良くて捨てがたい。1ヶ月に一度、じっくり1時間向き合って施術してくれ…

流氷旅行 4 シュレスごめんね

ネパールのシュレスからしきりに電話が入る。彼は叔母の家のカトマンドゥに滞在しているときはEメールが使えるが、実家デウサにいるときは電話だけ。なぜならデウサはヒマラヤ山麓の南南東の、電気が通っていないような小さな村なのだ。シュレス「春はポカラ…

流氷旅行 3 経絡を通す

朝起きて、根府川の道場のお坊さんのハンドメイドだという木の棒で、足指、足の裏、足の甲、足首、ふくらはぎ、膝、腿、股関節・・・とゴシゴシ。手技も入れて、筋や筋肉をもみほぐしていく。 (写真はこの道場の夕食。豆乳、梅干し入り生姜湯。これに生野菜…

流氷旅行 2 病院ショッピング

左膝の上のほうに水が溜まってピカピカに膨らみ、圧痛を伴い熱も帯びている。整形外科では左膝の水を抜いてくれたが、次の日には元の木阿弥でパンパンになっている。今は悪化の発展途上のようだ。「でもだからってこんなに水が溜まっているのでは、放置して…

流氷旅行 1 左膝異変

昨年(2015年11月)、屋久島に行き、下旬に妙義山の石門コースをハイキングして、忘年山行はどうしようかなと思っていたころ、野遊は膝が痛くなっておやすみ状態に入った。2年くらい前、歩いていると足首がモヤッとして、どうも腑に落ちないので整形外科に行…