2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒマラヤポカラトレッキング53「出国」

やがて出発の時間が来て、シュレスがタクシーを呼び、知り合いのタクシーとかで、スバスの家に寄ったりあちこち回って、トリブバン空港に向かった。 降りる際、「はぁ?」というほどのタクシー料金を言われたが、多分彼らの帰りの料金も入れて2倍なのだろう…

ヒマラヤポカラトレッキング52「ラストディ」

コビタも野遊を近所のお散歩に連れ出してくれて、一緒に、町が見下ろせる坂道を30分ほど歩いた。コビタは、一見しっかり者で気が強そうだけど、野遊には、いかにも優しく話しかけてくれた。4年前、高校生だった娘のサブは成長して出稼ぎに行っていて、会えな…

ヒマラヤポカラトレッキング51「カパンを散策する」

シュレスのずっと年上の従兄スバスが、妻のコビタと一緒にやってきて、部屋はますます大入り満員となった。 スバスはカパンを案内しようと、野遊を連れ出してくれて、歩いて20分ほどの観光地に行った。 カパンは思ったより広くてきれいな街だった。 スバスは…

ヒマラヤポカラトレッキング50「心よりお金か」

シュレス、野遊の姉がシュレスにってお土産に持たせてくれた、あのシャツ、着てみて。シュレスはニヤニヤしながら、あれはレディナにやってしまったからないよと言い、レディナに聞こえないようにしていたので、それは嘘だった。どこにあるか見せてと言った…

ヒマラヤポカラトレッキング49「貧困生活と明るさ」

シュレス夫妻は友達のアパートに同居して半年ほどになるそうだ。その前はシュレスの故郷のデウサに住んでいた。それはレディナと結婚してしばらくの間だ。今カトマンドゥに出てきているのは、デウサでは何もかもが不便で、レディナの出産する病院を確保する…