2013-01-01から1年間の記事一覧

丹沢南山っていいね!

2013年、登り収めは丹沢の南山ハイク♪12月25日クリスマス。 早朝、ゴスケの運転で家を出て宮が瀬ダムを眺めながら南山へ。 みなみらんぼうさんが「いいですよ〜」と、記事に載せていた南山。駐車場に車を置いて、しばし歩道を下り、渡っていきなり急な丸木の…

北アのゲートキーパー焼岳 12 終章・上高地に公衆浴場があれば

梓川沿いにバスターミナルのほうに歩くこと20分、人がひしめいている切符売り場に並び、新島々行のバスの時刻表を見ながら切符を買う。臨時バスも出ている。16時前のバスに乗れることとなった。入浴もしたいけれどそれにはちょっと時間が足りないので我慢。…

北アのゲートキーパー焼岳 11 さあ上高地へ

いつまでもここにいたいと、いつまでもいたのだけれど、時間はどんどん過ぎていき、ゴスケが腕時計を何度も見る。 野遊からさあ行きましょうと言わなければ待ってくれているつもりらしいが、今見た時計をまた見る動作はいかにもな感じで、たしかに本日中に帰…

北アのゲートキーパー焼岳 10 興奮の山座同定

噴煙の立つ焼岳を間直に見あげながら、見通しのいいジグザグ道を登っていく。 稜線に出ると、向こう側に真っ青な丸い火口湖が見おろせた。南峰の頂上を眺めながら中の湯温泉のおにぎりを食べた。 11時半、北峰を目指して歩き出す。岩を登っていくほどに硫黄…

北アのゲートキーパー焼岳 9 森林限界〜胸が寿喜寿嬉!

右手に下堀沢が大きく崩れてというか深く削られて現れた。それが見えてきたころにはあたりが一段と明るくなってきて、やがて森林限界に出た。この瞬間も何とも言えないなあ〜。オーソドックスにかっちりと喜ばせてくれる焼岳ではないですか〜胸が寿喜寿嬉!…

北アのゲートキーパー焼岳 8 登山で一番うれしい瞬間

5mの大石や、直径80㎝の倒木(石と木の寸法は中の湯温泉の手製イラストマップによる)を越して太いブナ林の斜面をジグザグに登って行き、岩がガラゴロ敷き詰められたようなところを行き、やがて急登になっていく。登ると水平の道になり、また急登になっ…

北アのゲートキーパー焼岳 7 中の湯温泉から登山道へ

広いロビーでさんざん待たされた。団体客がなかなか片づかなかったようだ。どうやら団体客は昨日ここに宿泊して、本日焼岳を往復して、温泉で汗を流して帰途に就く。というのもあり、それと本日の宿泊団体客が入り混じって、スタッフがてんやわんやだったよ…

北アのゲートキーパー焼岳 6 卜伝の湯

以前の中の湯温泉は、あの薄気味悪い真っ暗な釜トンネルの手前にあって、露天に入っている人たちがバスの我々に手を振ったり、登山者は今度あの温泉に立ち寄ってみたいものだと思うような、何とも言えぬ印象的な温泉だったのだが、野遊は相次ぐ上高地方面の…

北アのゲートキーパー焼岳 5 松本電鉄

駅に向かう道を急いだお陰で、予定の松本電鉄線出発には少し(20分弱)間があった。ゴスケはお腹がすいたらしく、駅前のお蕎麦屋さんでお蕎麦を食べてから行くという。立ち食い蕎麦屋さんもあったので、それを言っているのかもしれない。ゴスケは普段から大…

北アのゲートキーパー焼岳 4 松本城

14時、ゴスケと野遊はバスを下車して松本城に向かった。ザックは背負ったままだ。駅に預けたりする寄り道時間がない。そんな気忙しい中なのに、ここは松本だと思うと、懐かしいような恋しいような歓喜が胸に突きあげてくるのだった。さて松本城は、連休だ…

北アのゲートキーパー焼岳 3 高速バスを使用したけれど・・・

2013年9月21日(土)、松本行の高速バスに早朝新宿から乗車して、昼前に現地入り、ゆっくりランチをすませて松本城を見学してから中の湯温泉に向かい宿泊、次の日は焼岳に登って上高地に降りて帰る。と計画した。中の湯温泉は新島々駅に、送迎バスが来ると…

北アのゲートキーパー焼岳 2 焼岳への印象

野遊の第1期登山時代は10代後半から20代前半までの、山岳部に所属していたころの数年間だが、そのころ焼岳は頂上周辺1㎞以内に近づいてはならない活火山とされていた。つまり登れない山という感想を野遊は持っていた。そこまでしてただの溶岩の山に近…

北アのゲートキーパー焼岳 1 上高地に行こう!

カウントできないほど行った上高地。なのにまた行くことに…?それには嬉しいいきさつが。ゴスケが「松本城に行ってみたい」と言いだしたのがきっかけ(半年前)。野遊は2度見学したことがあるので、特に行こうとは思っていなかったが、松本に行くのなら上高…

十勝岳 13 千歳空港  終章

バスで千歳空港に行き、そこで飛行機の出発時間まで何時間も待つことになった。団体なのでK氏がまとめて座席をあらかじめ予約しておき、それが配られた時点で、このツアーは解散となった。やがて夕食タイムになって、野遊たち女性群は何となく連れ立って空…

十勝岳 12 残留組は温泉でまったり

今日は晴れることになっていたので、きっとやがて雨がやむ。けれど今は雨脚が次第に強くなっていき、ザアザア降りになっている。夜中のうちにすませておいてくれればいいのに。ロープウェイ館でお土産などを見てブラブラしていたら、小ぶりになったのでホテ…

十勝岳 11 旭岳登山の朝

夕方に小さく降り出した雨は、夜にはすっかり本降りになり、夜中の内に収まるかと聞き耳を立てていたが、どうやら朝方にずれ込んでしまったようで、窓辺が明るくなっても一面の霧雨世界だった。今日の予定はロープウェイで頂上近くまで行き、そこから登頂し…

十勝岳 11 温泉とか晩餐とか

ホテルは温泉を楽しみ、晩餐は豪華的?料理が出たようだった。けれど野遊は覚えていない。どんな温泉だったか、最近登山のたびに温泉に入る機会が多いからか、はっきり思い浮かばないし、どんなお料理だったかなんてまるで忘れた。そんな中でも特徴があれば…

十勝岳 10 負けてます関東人

ホテルのロビーで、添乗員K氏がホテルマンに、「負けてますね」と言われていた。 昨日大阪から来たツアーと比べて、今回のツアー客たちは「負けてる」のだそうだ。大阪ツアー客方は、ロビーに入ってきた途端、それこそ枯れ木にパッと花が咲き乱れたようなに…

十勝岳 9 軽石コロコロ

景色を眺めながらのんびり下山。右手下方の黒い岩の崩れ落ちた有様は、やはり火山だと実感した。足元にも黒いガリガリの石がいっぱい。これは軽石。なだらかな下り道から、ふうふう言って登った山腹を降りて行くと、十勝岳避難小屋に着き、そこでお花摘みを…

十勝岳 8 百名山百座目の祝福

頂上への道はきれいに続き見晴らしもいい。登りはじめに「あんな高いところに噴煙が。あそこまで行くのか…」と思っていたが、その噴煙は右手の山稜の向こう側から上がっていて、ほぼ目線まで来ている。その噴煙が目線からじりじりと下がっていく。そして足下…

十勝岳 7 大きくえぐれた「雨渓」

稜線に出ると向こう側の景色も開けて、大パノラマとなった。 目の前の山腹は、岩と土がダイナミック?に削れた、幾筋もの側溝のようになっている。豪快なのだが悲惨でもある。これは雨の後で「雨渓」というそうだ。雨の通る道なら雨経なのだろうが、この削れ…

十勝岳 6 エールを飛ばす

わりとなだらかな道をゆっくり行く。十勝岳の頂上が遥か遠い高みに見えている。その手前の山腹から、4本の白い噴煙が縦に吹き上がっている。あんな高いところまで登って行くのかあ、遠いなあと思った。トレイルランが、バラバラと上から駆け下りてくる。その…

十勝岳 5 望岳台より出発

白金観光ホテルで温泉を味わって夕食にご馳走を楽しんで、温泉とご馳走は、野遊はあんまり記憶に残っていない。多分次の日の登山が心を大きく締めていたからだと思う。男性参加者は8人(だったか?)、白ヒゲを顎にたらしたおじさんが、際限なくお酒を呑む様…

十勝岳 4 旭山動物園

そこから旭山動物園に行く。今日はもう登山できる時間ではないので、ホテル直行よりはどこかに寄りましょうということらしい。あまり早くに到着してもホテルも困るだろうし。せめて16時くらいでなくては。旭山動物園で2時間の自由タイム。野遊の隣席のご婦…

十勝岳 3 お昼には北海道にいた

11時過ぎに千歳空港着。そこで待機していたまいたび専有バスに乗車する。乗りづらそうなちっぽけな狭いバスだけど、まいたびはほかのツアーに比べて価格が安いそうで、バスの不便さは我慢ガマン。しばらく行くとインターに寄ってランチタイムに30分。添乗員…

十勝岳 2 ”door to door ”で北海道

野遊の家は鎌倉だが、JR鎌倉駅に出るのはバスで30分。JR藤沢駅に出るのは徒歩で30分。ワークエリアは鎌倉駅周辺だが、アクセスは藤沢発のほうが便利。電車だけでなく、バスも羽田直行便が何便か藤沢駅前から出ている。 始発に乗れば羽田集合7時半に間に合う…

十勝岳 1 ちょっと北海道

北海道の山は利尻島の利尻岳と、大雪山の旭岳の二座のみ。 どうしたって飛行機を使うほど何しろ遠いし知り合いが住んでいるわけでもないので、行く機会はなく、行こうと思ったらこちらから意識的に機会を作らなければならない。9月は何としても、先月辿った…

温泉から温泉山行 20 終章 トロッコ電車

簡素にしておいしい、心のこもった朝食をいただいて、8時、祖母谷温泉を後にする。 小屋の女将さんとは、もっとお話をお聞きしたいような、別れがたい気がした。 入り口に大きな浮き袋(ロープつきの)がかかっていて、お孫さんが夏休みで遊びに来ると、祖…

温泉から温泉山行 19 祖母谷温泉

湯の花の舞う露天風呂に身を浸し、ただ「ああ〜」と言うばかり。 こんなにいっぱいの湯の花、初めてだ。 掌にお湯を掬うと、こまかい桜の花びらみたい。いつまでも浸かっていたい。でも夕食を遅くしては申し訳ない。 さっきの唐松お母さんが入ってきた。夕食…

温泉から温泉山行 18 グレイト家族

ポッと大きな河原に出て、降り立つと「白馬登下山口」という標識があった。 そこから赤いペンキに導かれながら広いガラゴロ岩を伝い、やや下方に渡った。 ああ、これがガイドブックにあったガレ場か・・・気づくのが遅かった。 そして再び山道に入り、祖母谷…