2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ミヤマキリシマ山行(6)夜行高速バス2

バスは走る。窓のカーテンは閉められてあり、だれも開けようとしないので、前を見ていた。運転席の大きな窓から景色が見えて楽しい。バスはまず、海老名のパーキングに止まった。ここでほとんどの乗客がトイレを使い、一部の乗客は夜食を買ったりするのだ。…

ミヤマキリシマ山行(5)夜行高速バス 1

横浜に出れば、あとはバスが博多まで連れて行ってくれる。野遊のように方向感覚並み以下の者には、ずいぶん便利な方法なのだ。それに野遊はバスが好きで、日常で乗るオレンジバスでも乗車時間は楽しい。流れる窓の景色が楽しい。夜行は電車でも車でもどうせ…

ミヤマキリシマ山行(4)九重、久住、くじゅう、玖珠・・・命名迷路

今年のミヤマキリシマは、咲きかけて寒い日が続き一度凍って時期が遅れ、例年より遅い6月次旬あたりが観どころだと。野遊は金曜の夜からしかあけられず、往きの時間を入れると、土曜日の昼からの行動しかできない。週の最初をあける工夫なら可能で、土日か…

ミヤマキリシマ山行(3)この一年

メールが届いた。双六小屋の前の広場で、カレーライスのお皿がの並んだテーブルを囲んだ3人組と野遊の写真。それと、ピンク色にくるまれた「どこかの山」!こ、これがかの久住山か。なんと、なんと美しい。 (あとで知ったことだが、この山は九重連峰の主峰…

ミヤマキリシマ山行(2)出逢いは三俣山荘

九重連峰には三俣山というのがある。「みまたやま」と呼ぶ。さて「三俣山荘」とは、北アルプス中央部の三俣蓮華岳の裾に建つ山荘のことで、「みつまた山荘」と呼ぶ。昨年7月、野遊はこの山荘で、見知らぬ登山者に話しかけられた。彼らは3人で来ていた。九…

ミヤマキリシマ山行(1)花の滝の中で

靄が動く。眼下の景色が、うっすらと見えてくる。それは色のついたガスが移動しているような、不思議な光景だった。色は、ガスの向こうに浮きあがる無数の花だった。「ミヤマキリシマ」。ミヤマキリシマは、つつじに似た花で、野遊は思わず「つつじ」と呼ん…

バリアフリーを考える(6)毎日新聞記者さんとの対談2

記者さんは、昨年12月、千一が高齢者、障害者の選挙権について議会で質問した内容に関心を持ち、取材にこられたのだが、それには以下の事情経過がある。昨年夏の衆院選で、記者さんの知り合いのケアマネジャーから、エレベーターのない団地に1人暮らしを…