2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

恩師村田邦夫先生 14 はるかなる連弾「さようなら鈴鹿」 

『はるかなる連弾』〜恩師村田邦夫の旋律を辿って〜 の出版以降、野遊は、ハチと野遊の連弾はエンドレスなのだと知った。どこまでも続く道を、どこまでも歩いていくのだ。前方にハチの後ろ姿を見つめながら。鈴鹿との関わりができたのがハチの軌跡を辿ったこ…

恩師村田邦夫先生 13 はるかなる連弾「河曲の無人駅へ再び」

そこに立つと、まるでお決まりの儀式のように、野遊の胸には感慨が込みあがってくるのだ。野遊には、ハチが、遠く伊吹の方を眺めあげる姿、ひつち田を眺めおろす姿、ベンチにぽつんと座っている姿が浮かぶ。そのたびに何回も何回も、野遊はそこにいたかった…

恩師村田邦夫先生 12 はるかなる連弾「佐々木信綱墓所」

K氏はわたしたちに案内するところを計画していたようで、大木神社のあと信綱の墓所に連れて行って下さった。昭和25年の信綱鈴鹿訪問は、大木神社をめぐって佐々木家のお墓にお参りしている。その通りの経路を、K氏はたどってくださった。当時の写真は、…

恩師村田邦夫先生 11 はるかなる連弾「大木神社」

K氏はRさんと野遊に、昭和25年信綱訪鈴の写真を、葉書大の焼き増しをしてプレゼントしてくださった。その数枚の中に、当時秘書として付き添った村田先生の姿もあったのだ! これも、野遊は(実は)持っているものではあったが、K氏の思いやりを大変あり…

恩師村田邦夫先生 10 はるかなる連弾「佐佐木信綱記念館」

K氏にRさんを紹介して、青い車に乗り、佐佐木信綱記念館に行く。もう何度ここに来たことだろう。最近では昨年2010年11月、佐佐木信綱の故郷を訪ねるテーマの講演に、K氏と打ち合わせて訪問している。記念館の学芸員さんは、今回も丁寧に展示品の説…