2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ミヤマキリシマ山行(22)九重連山最高峰、中岳を「久住王山」と命名

青空が広がって、気持のいい「梅雨の晴れ間」となった。分岐点に戻る手前の小高い丘に寄り道して昼食とする。12時。この丘から久住分れに一筋、きれいな道がついているが、だれもいない。下るか?いや・・・中岳に行きたい。急いで行こう。荷物を置いて中…

ミヤマキリシマ山行(21)久住分れの晴天、蝿だらけの主峰久住山

これがかの「久住分れ」か。この地名に惹かれていた。 標識の前の石に腰かけ、歩きだしてからはじめてザックを下ろした。 ふう。ここから赤川温泉山荘に一気に下るつもり。 本当か?空は晴れてきて、ガスの合間に浮きあがったのは、紛れもない久住山! 自問…

ミヤマキリシマ山行(20)海のような北千里浜

山荘の横手から登りだすと、やがて雨があがった。時計を見ると10時。ガスがせわしなく動き、時々陽が射した。こういうときの嬉しい気持はなんとも言えない。でも、まだ一気には見渡せない。このまま登っていいのよねと思いながら、だんだん不安になってくる…

ミヤマキリシマ山行(19)さて行くぞ。モタモタ。

朝も雨。なんじゃい(T_T) 行く気失せるよな! もうやめた。 でも、どうせ長者原まで濡れて歩くのなら、じかに赤川温泉山荘に下ろう。と思った。久住山なんかもう登らないからね。一昨日、Mが「赤川温泉はいいですよ〜、赤川からタクシーで瀬の本に出れば、…

ミヤマキリシマ山行(18)連泊の法華院山荘 三俣蓮華での登山者に再会

別れというのはもの悲しいものだな。旅行や登山は、途中で別れるよりも、途中から合流するほうがいいかも。なんてぼんやり考えながら、一人個室で休んだ。乾燥室に衣服をつるし、温泉に入ってから夕食。スタッフに渡されたお盆を持って、どこに座ろうかしら…

ミヤマキリシマ山行(17)坊ガツル再び。また会おうとも。

入山とは反対方向から坊ガツルに出た。避難小屋が建っている。ガスの中にテントがポチポチ。雨があがった。人工水場に行こうとするも、手前の少し下った川に行こうということになり、ズルズル下って行って、ズボンを拭いた。防水スプレーの威力で、靴にもザ…

ミヤマキリシマ山行(16)午後一番、下りの泥道

平治岳の首まで降りて、そこからは坊ガツルへの下り道だ。ここで正午。朝から歩くだけだった3人とも空腹だった。でも座って休む場所がない。晴れていたらどこでも休めるのだけど。じゃ、坊ガツルまであと2時間だけど、下ってしまいましょうやということに…

ミヤマキリシマ山行(15)ブラボー平治岳

大戸越は、一面のミヤマキリシマ。ガスの合間に浮かびあがる緋色はなんとも美しい。足元からピンクの滝が流れるように続いている。それがガスで見渡せないのだが、動くガスに添うように、あそこ、ここと緋色が浮かびあがり、うっとりしてしばし動けないほど…

ミヤマキリシマ山行(14)ストック使用登山は邪道

下りはじめると風の当たりが弱まり、やがて樹林帯に入った。右手に避難小屋が見える。法華院温泉山荘のような恵まれた宿泊場所を近くに置きながら、どうして避難小屋があるのだろうか。うっそうとした木々の間にぽつんと建っていて、寂しそうだ。 Mが歩きな…

ミヤマキリシマ山行(13)大船山 ダイセンザン に立つ

大船山の頂上に立った。素敵な音感の山だ。これが「おおふなやま」だったら、もっとなまぬるい感じを受けるかもしれないが、ダイセンザンだぞ。1週間前の週末が、九重連山の山開きの日だったそうで、Sはひとりで参加したとのこと。ここ8年連続で参加して…

ミヤマキリシマ山行(12)山の挨拶「こんにちは」

ミヤマキリシマのような緋色の雨具の上下を着てフードをかけ、同色のロングスパッツ、赤いザックカバー、抜かりなく装着した野遊は、雨に打たれてもどこも濡れないルンルン気分。どうやら先頭のMは、大船山に向かっている。歩いている体は温かいのに手先は…

ミヤマキリシマ山行(11)夜の煩悶、朝の躊躇

眠りたい眠れない。昨日もバス泊で寝ていない。隣のMとSは寝息を立てている。強い人はすぐに眠れるのだろう。22時、消灯時間になっても非常灯がピカピカしていて、アイマスクをしたがどうも目がさえ。23時、雨が激しく降っている。24時、向かいの男…

ミヤマキリシマ山行(10)法華院温泉山荘

法華院温泉山荘は立派な山荘だった。 玄関で大部屋の手続きをして、同時に明日の単独の手続きをしたら、明日は宿泊者が多くないと予想するので、個室から埋めたく、個室で予約をしてくださいとのこと。個室のほうがいいけれど(プラス500円)、強制とはずい…

ミヤマキリシマ山行(9)坊ガツル恋歌

ゆるい登りはあったが、全体的に歩きやすいハイキングコースといった感じで、気持よくどんどん進んだ。途中、ちょっとした休憩所があり、登山者がたが休憩している。先頭のM、「こんにちは〜」と挨拶して通り過ぎる。ベンチがあっても見向きもしない。1時間…

ミヤマキリシマ山行(8)お天気をとるか、お花をとるか

今週末が雨と天気予報でしっかり言われているのに、今週末をめがけて出かけてきた野遊はオロカモノでもある。でも、花の咲き具合で相手が「この日」と言ってきたあたりの週末というと、ここしかなかった。金、土、日と言われたが、その前に野遊は「金曜まで…

ミヤマキリシマ山行(7)博多から長者原・・・なんと読む?

やがて予定通り、九州の友達が車でやってきた。北アでは三人組だったが、内1名は(九州出身ながら)名古屋の人で、今回は抜けている。車は快調に飛ばし、九重大橋を左に見て、「ア〜あの吊り橋渡りたいな〜」と思った。 基山パーキングエリアで昼食。 「ここ…