2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

鎌倉駅前の交差点物語(28)時間押して閉会

昨年の鎌倉市長選挙で当選したのは、元鎌倉市議会議員であり、やがて神奈川県議に寄り道して、1期も勤め上げずに市長選に出馬して当選しちゃった選挙のうまい若手市民、松尾崇だ。先日の市議会では、市長発言というか議員の質問への返答が、出来上がっている…

鎌倉駅前の交差点物語(27)

堀野先生の話の次は、車椅子利用者の有山氏が挨拶した。彼の言葉は、慣れている人にはわかるが、初めての人には聴き取りにくいので、神奈川大学の学徒がそばにしゃがんで通訳した。さすがに鎌倉市内を歩きまわってバリアフリーの思念を学んだ若者だけあって…

鎌倉駅前の交差点物語(26)学徒の研究

休憩時間をはさんで後半のシンポジウムが、1割ほど参加者を減らして始まった。第2部は調査報告。毎年のことながら、神奈川大学の人間工学研究室の学徒2名が、卒論の課題で取り上げた研究発表だ。毎月1回の鎌倉バリアフリー研究会でも、彼らは途中発表を繰り…

鎌倉駅前の交差点物語(25)カッコウとピヨピヨ

神奈川県警の方の講演で心に残ったことがある。 目の不自由な方も含めて、音で知らせる交差点に、歴史があること。 昔は赤青黄色の点滅を頼りに歩行者は渡っていた。 いつからか、それが鳴り物入りになった。 音楽が流れるところも多い。 で、そろそろ終わり…

鎌倉駅前交差点物語(24)休憩時間の質問

鎌倉駅前交差点事情を最初に訴えてくださったご婦人が、不安そうに野遊に聞いてきた。彼女も「あの交差点、5秒伸びたのではないんです」という県警の方の発言を気にしていた。彼女は「車の走行時間が減ったので、そういう気がするのでしょう」という発言も気…

鎌倉駅前の交差点物語(23)基調講演『交通信号とバリアフリー』

***最初に・後日書き足しです・このバリアフリー研究会について、最初から詳しく語りだしていたのでしたが、なぜか、(16)〜(22)が大幅に消えてしまっています。どうしてかわらなく。***プログラムの最初の基調講演は二件あり、二件目の『交通信号とバリ…

鎌倉駅前の交差点物語(22)

この交差点について、交通信号とバリアフリーというタイトルで基調講演を行なった神奈川県警の方の交通規則情報は、「知ってるつもり」のことが、実は「そういうことだったのか」と目を開くような、けれど別に斬新的ではない、なんというか、すごくあたり前…

鎌倉駅前の交差点物語(21)シンポジウム1

前回のこの欄にて、小西正継について書く、と言っているのに、その前に、もう少し、この件について書いていくべきだと感じたので、番外編のような気持ながら、ここに書き足します。 バリアフリー研究会シンポジウムについてです。まず野遊(わたし)は、この…

鎌倉駅前の交差点物語(20)最終章・シンポジウム

第6回鎌倉バリアフリー・シンポジウム2010年3月14日(日)午後1時〜4時 鎌倉市庁舎4階402会議室(つまり駅前の市役所ってことですよ) 主催・鎌倉バリアフリー研究会1、基調講演1)、トイレのユニバーサルデザイン 藤沢市都市景観審議会会長・・・高橋…

鎌倉駅前の交差点物語(18)たかが5秒されど5秒の風景

次の日、この交差点を渡った。いつものごとく自分は時間を急いでいた。交差点手前で信号が青になったのを見て、走ってそこに行き、渡った。渡りきってなおもとっとと歩きながら、ふとふり返ると、信号はまだ青だった。その間中、いろいろな人が充分にそこを…

鎌倉駅前の交差点物語(19)地味だけど・・・

いざ歩行時間が延長されれば、人はすぐにそれに慣れる。だれがこうしてくれたのかな、などといちいち思わない。でも、気づかないところで、ほんの少しでも、快適になっていたり、安全になっていたりすれば、それでいいんだ。そうですよね、千さん。そういう…