2012-06-23から1日間の記事一覧

恩師村田邦夫先生 13 はるかなる連弾「河曲の無人駅へ再び」

そこに立つと、まるでお決まりの儀式のように、野遊の胸には感慨が込みあがってくるのだ。野遊には、ハチが、遠く伊吹の方を眺めあげる姿、ひつち田を眺めおろす姿、ベンチにぽつんと座っている姿が浮かぶ。そのたびに何回も何回も、野遊はそこにいたかった…