ミヤマキリシマ山行(7)博多から長者原・・・なんと読む?

やがて予定通り、九州の友達が車でやってきた。北アでは三人組だったが、内1名は(九州出身ながら)名古屋の人で、今回は抜けている。

車は快調に飛ばし、九重大橋を左に見て、「ア〜あの吊り橋渡りたいな〜」と思った。
基山パーキングエリアで昼食。
「ここの肉うどんはおいしいんですよ〜」とか。
すき焼き味の甘い牛肉がおうどんの上に乗っていた。
今日初めての食事、おいしかった(^.^)

やはり男性だな、おにぎりとかを買って一緒に食していた。
こういうとき、日本人は炭水化物の主食に炭水化物の副食を摂るものなのだな、おかずになるものを食すのではなくて。

登山記録などでも、テントでの食事、ラーメンにお餅何個とか書かれてあるのを思い出す。槍沢の麓で、外人がレタスがバサバサはみ出して膨らんだバーガーを食す近くで、日本人がおにぎりをほうばっている姿を見たことがある。野遊も「おかずなしのおにぎりだけ」ということ、よくあるし。

さてさて車は14時過ぎに長者原の駐車場に到着。車いっぱい。団体用のバスも駐車していた。

この長者原、野遊は最初「ちょうじゃがはら」と読んでいたが、「ちょうじゃばる」なのだ。そうだ、歴史でも「田原坂(たばるざか)」という名称は有名だし、九州だなぁと感慨深い。タレントの国会議員もいるし。

地元民には当たり前のことながら、この読みかたは・・・慣れない者には珍しい。

明日登る予定の「大船山」は、鎌倉に「大船」(おおふな)があり、「おおふなやま」と読んでしまったが、「たいせんざん」と読むのだった。

隣の「平治岳」は「へいじだけ」ではなく「ひじだけ」。「三俣山」の「みまたやま」にしても、なんとも不思議な異郷の香りがする。

靴紐を締め、14時半に出発。Mが先頭、野遊が真ん中、Sがしんがりと、何となくそうなったが、この配列は次の日も変らなかった。よく整備された、歩きやすい道だ。

陽が射している。気持ちよく歩けた。2010年6月12日土曜日。法華院温泉山荘へ!