ミヤマキリシマ山行(8)お天気をとるか、お花をとるか

今週末が雨と天気予報でしっかり言われているのに、今週末をめがけて出かけてきた野遊はオロカモノでもある。

でも、花の咲き具合で相手が「この日」と言ってきたあたりの週末というと、ここしかなかった。金、土、日と言われたが、その前に野遊は「金曜まではムリです」と連絡してあり、週明けならあけられたので、土曜から数日、ということになったのだ。

雨だから1週間延ばそうかというのも考えたが、九州組が「そうするといよいよ梅雨に入り、来週の雨の確率も高い」「ミヤマキリシマの最盛期を逸する可能性もある」などの意見を送ってきた。

雨の山歩きは、野遊は、特に最近敬遠している。出発前に雨だったら、停滞する。そのために、行くときは日数にゆとりを持つ。今回はそういうことが効かない。単独でない場合は、同行者との日にちの兼ね合いが入ってくるのだった。

結局、お天気をとるか、お花をとるかの選択となり、お花をとったのだった。

九州組の計画は、土曜の昼 博多入りなら、その日は長者原から法華院温泉山荘に入り、泊。2時半歩き始めとして約3時間の行程。

次の日は大船山、平治岳、坊ガツル、下山。それは、平治岳のミヤマキリシマこそ、九重連峰の花型だからだろう。その次の日は野遊の主峰縦走になる予定。


今回ほど雨を想定して準備した登山も珍しい。ザック、靴、ロングスパッツ、傘までもばっちり防水スプレーを降り注ぎ、ザックカバーなども健全かよくよく点検した。使うのが楽しみになるくらいに。