ミヤマキリシマ山行(10)法華院温泉山荘

法華院温泉山荘は立派な山荘だった。
玄関で大部屋の手続きをして、同時に明日の単独の手続きをしたら、明日は宿泊者が多くないと予想するので、個室から埋めたく、個室で予約をしてくださいとのこと。個室のほうがいいけれど(プラス500円)、強制とはずいぶん強気だな。

法華院温泉山荘は要予約制で、電話予約の段階でも個室を勧められたそうだ。わたしたちは普段からの親しい山仲間という関係でもないので、男女3名で個室というのも・・・といった感じで大部屋にしたのだった。

今日土曜日は大部屋も個室も埋まっていた。普段ならもっと混むそうで、やっぱり天気予報に左右されたのだろう。団体客は日程変更が利かないからか、多かった。

中央にどでんとあるのは広い食堂、隣はトイレ。水洗なので、トイレから悪臭が、というようなことはない。しっかりした豪華な階段を上に行くと大部屋で、左右の上下に畳がずらり。布団が置いてある。下へ行くとお風呂だ。

玄関を出て渡り廊下を行くと個室棟。トイレ、乾燥室、休憩室がある。こじんまりとした「喫煙ルーム」まである。それが表札入りで、「愛煙家ルーム」と書かれてあった。

外に出ると「観音堂」という建物があり、ありがたい観音さまがおわす。お賽銭箱もある。山恵に感謝の手を合わせる。

さらに向こうにも立派な建物があり、それがここの主一家の家だそうだ。

温泉は優しい気持のいいお湯だった。ただし石鹸の類は一切使用禁止。それはそのまま川に流れているからだ。

お湯に浸かっているだけでもさっぱりして充分癒される。でも何人かの女性客は、持参の石鹸で顔を洗ったりシャンプーを使用していた。だれかが注意しても「はい」と答えるだけでケロンとしている。

あとでMとSに聞いたら、「男性風呂では石鹸を使用するなんて輩はいない」と、驚いていた。女性は先々や全体を見ない、自分勝手なんでしょうか(>_<)

ここのスタッフ陣は、ずっと暮らすのだから、毎回ではなくとも、ある程度は石鹸とか使うんじゃないかな。けれどお客がみんなでそれをやっちゃあおしまいよ・・・

さて温泉のあとは夕食。ロビーでテレビの天気予報をみて(やはり雨)、そして就寝だ。