ミヤマキリシマ山行(30)九重連山 最終章

いつの間にか30章まで書き、無事九重連山を歩くことができた。いつか「光り輝くミヤマキリシマ」に、また会いに行きたいと思う。「ミヤマキリシマに魅せられて、横浜から毎年来ています」という登山者に出会ったが、それだけの魅力を放つ山々だったと思う。

ここはいわゆる夏の高山植物は、大船山にイワカガミが多いそうだが、全体的に、種類などそれほどでもないと聞くが、高さや場所によるものだろうか。その夏に先駆けて、ミヤマキリシマが咲き溢れる九州の山々。
神様はこの地にだけ、この景観を授けた。

紹介してくださった、昨年の三俣蓮華3人組に感謝すると同時に、その中から同行してくださった地元のM、Sに、二重の感謝を捧げる。
九重はきれいな、優しい表情を放つ山だった。雨に煙る大船山、泥グチヤの平治岳、多勢さんの虫だらけの人気者の主峰久住山、ひときわ静かに屹立する久住王山、観覧車から緋色世界を見渡すような扇ガ花、どれも印象的で、そのサミットがはっきりと目に浮かぶ。

坊ガツル、北千里浜、西千里浜、緑と緋色に染め抜かれて見渡す限り続く大草原が目に浮かぶ。一生の宝物だ。

記録・2010年6月
11日(金)横浜22:00s(夜行高速バス)−12日(土)博多11:30a
ー(Mの車)長者原14:10a 15:00sー 法華院温泉山荘17:00a
13日(日)山荘8:30sー 大船岳ー段原ー北大船岳ー大戸乗越ー平治岳ー大戸乗越12:20a ー坊ガツル13:00a ( M、Sのふたり組と野遊、長者原と法華院山荘に別れる)
14日(月)山荘9:30sー北千里浜ー久住分れ11:30aー久住山ー池の小屋ー久住王山ー久住分れ14:10aー西千里浜ー扇ゲ鼻15:00a 15:20sー赤川温泉山荘16:50a

素晴らしかったミヤマキリシマ山行、これにて<(_ _)>

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前章にて「次ぎは小西正継さんを書きますよ〜」って言ったまま^_^;
実は野遊の心の中に、彼への、ある疑問が生じたことにより、保留状態にしてあります。野遊読書室『山の本』コーナーに、小西さんの著書への感想欄があります。

ということで、さて次ぎは、九重連山の次の月、7月下旬に歩いた朝日連峰登山記録を書いていこうと思います。6月九州、7月東北!!