朝日連峰縦走(4)夜行高速バスで東京から

22時45分東京発、山形経由鶴岡行のバスに乗った。夜行高速バスは、そのあと登山という強烈な印象にぬり込められるので、過ぎてしまえばなんでもないのだが、乗車中は苦痛だ。電車より料金が安いので利用している。今回で4回目の利用だ。

休憩時間は途中2度あり、それぞれ20分だ。
添乗員さんは山形は近いと言う。夜中の高速を走ると、予定時間よりずっと早くに着いてしまうと。山形到着は5時になっている。速度を落として走行しているそうだ。
出発を深夜時間のギリギリにするなど、バス会社さんの工夫した結果なのだろう。

山形5時に合わせ、そこから鶴岡までが長い。到着は7時くらいになる。(特急電車でも山形〜鶴岡は2時間以上かかる)登山客としては、バスの到着時間は、もっと早いほうがありがたい。鶴岡直通バスが出ないのは、人数が満たないのだろう。

高速を減速で走って走行時間を延ばすくらいなら、せめて途中休憩時間を長くとればいいのにと思った。寝ている人はそのままだし、降りる人は外の空気を吸ったり(お店は真夜中もピカピカなので)ゆっくりしようはいくらでもある。夜明けのインターのベンチに、あおむけに背筋を伸ばしながら、そんなことを思った。つまり辛かったのだ。