安達太良連峰(3)鬼面山から箕輪山へ

2010年10月11日(月)連休の三日目、7時半に朝食、8時15分に出発。ここは湯治客のほうが多いようで、登山者のための早い朝食時間はなかった。お弁当が予約できるかなと思ったが、ゴスケがちゃんと朝食をとって行きたいと言うし、時間的にOKと思えたのでそうした。

まずは鬼面山へ。はたちの夏、横向ロッジから鬼面山に行こうと思い、結局五色沼に遊びに行ったことがあり、懐かしかった。今日こそあの鬼面山に行くぞと思ったら嬉しさが込みあがってきた。

ガスが立ち込めていたが時々薄日が射し、景色はほどほどに見え、紅葉が素晴らしい。今にガスが切れるだろうと思いながら、枯葉の道をゆるゆると登って行った。

9時10分、大体コースタイム通りに鬼面山に到着。登山者がちらほら。

箕輪山に向かう。風が強くて体が冷える。野遊は網シャツの上に開襟シャツを着ているだけなので、ヤッケを着ようと立ち止まり、ゴスケが先に行った。ゴスケは先頭に立つと、どういうわけか足が速くなる。ゴスケは足が速いのだろう。これが数人で行くときも、ゴスケを先頭にすると二番手を引き離して、どんどん行ってしまう。

ゴスケがだれかの後ろにつくとき、30センチもあけない。前の人が登りでちょっともたつくと、その下半身にゴスケの頭がぶつかってしまう。何度言っても、間をあけて歩くことが身につかないし、先を行けば突っ走る。どうしてゴスケは成長しないのだろう・・・

見晴らしのいい広いところまで登ると、先を行く数人の登山者たちに混じって、前方でゴスケがうろうろしている。やがてみんなで登り返してきた。道を間違えたらしい。まっすぐ歩き、そのまま岩ゴロを下ろうとして、道がなくなってヘンだと気づき、戻ってきたのだ。

みんなで探すと、左に細く枯葉道がついているのが見つかった。どうも地図ではここら辺がはっきりしていなくてわかりづらい。こういうところに道標があるべきじゃないの?

前日の雨で、道がドロドロ、急登は「下りの人、大変だろうな」と思う泥道がうんざりするほど続いた。

鬼面山から箕輪山までコースタイムでは1時間20分になっているが、ウロウロした時間や、泥道に手こずったりで、1時間40分かかった。11時半、箕輪山。お昼にしよう(^.^)

野遊はソイジョイとグリンピースとチョコとミカンと・・・^_^;。ゴスケは昼食を持ってくるのを忘れてしまい(~_~;)、前日野遊に言われて「ア、しまった」と気づき、でも結構行動食を持っていたし、野遊も行動食を多めに持っていたので大丈夫と言ったけれど心配らしく、なんと野地温泉のお土産用の温泉饅頭?を1箱購入した。(結局開かずに下山したが)

さっきの道で一緒に迷った登山者たちが「これからどこへ行くのですか」と聞くので、「安達太良へ(そこしかないのに?)」と答えると、皆さんこれから往路を下山するそうで。野地の駐車場に車を置いてきた往復組だった。ゆっくり休んでさあ出発。だれもいなくなった。さびしいな。