鈴鹿の鋭鋒 鎌が岳 4/no.6 「行程」

(何なんですか、写真を入れたらタイトルが奇妙なことになってしまって(・・?)これは「鎌ヶ岳no,4」ですからね)

11月14日(月)、6時半、近鉄湯の山線湯の山駅にて山友達と待ち合わせ。
友は名古屋在住で、車で1時間ほどで湯の山。
野遊は12,13日は鈴鹿でお仕事。13日の夕方に湯の山入り。大きいザックに仕事の資料やら着替えやら、登山用具やらを入れて行った。20リットルのザックも入れて行った。

友は、野遊が「鎌〜鎌〜」と言っていたのを知っていて、春に行こうかということになりかけたが、大震災で腰砕け、そのままになっていたのだが、このたびは友のほうから「鎌に行こう」と言ってくれたのだ。

ちょうど野遊が鈴鹿に行く予定と日程が合って、ラッキ〜♪

湯の山駅から宮妻峡には車で30分くらい、車を置いて、小さなザックを背負って林道を歩きだす。車はほかになかった。出発7:06。(日暮れ沢の登り始めと同じ時間だ。これは成功するぞと思った)

緩やかな上り坂を歩いて行くと、通行止めの柵が立ちはだかる。「崖崩れがあるのでこれ以上入ってはならない、行っても責任持たない」とかいう内容の看板があった。「どうしようか」と、ちょっと躊躇した。

友は、若いころから色々な山に登っているのだが、百名山とかを気にして登るタイプのようで、鈴鹿は過去に御在所(深田久彌の百名山)と、藤原岳(花の百名山)を歩いているだけだそうで、鎌が岳は初めて。
友も野遊と一緒に「どうしようか」と迷った。足跡の不明な道だった。

最新版のガイドブックを見ても別に登山中止なんて書かれていないし、行こう。ということに。看板の横をすり抜けて登って行くが、道に大きな岩がゴロゴロ落ちている。


やがて右手に登山道があり、登って行くと水沢峠。足跡があってほっとする。今日の足跡ではなかったが。そこからしばらく急登で水沢岳。鎌が岳が姿を現す。そこからはオールバージョンそろった鎌尾根をジグザグ登ったり降りたり迷いかけたりしながら歩く。


足をどこに着けるのかな、という感じの岩場では、野遊は精神が腰抜けで、すぐ「怖いよ〜怖いよ〜」と言いながら歩くのだが、言いかけると終わってしまう^_^;

どんどん近づいてくる鎌が岳は迫力がある。それでいてシャイな感じで美しい。

鎌が岳のサミットには、登山者が数人いた。色々なところから登れる山なのだ。鎌尾根コースは、今日は平日だからか、野遊たちだけだった。


御在所への道もきれいに見渡すことができて、今にも歩きだしたい気分だったが、車を置いてある宮妻峡への下山道を、カズラ谷コースで降りた。谷といっても上半分以上は山道で、坑道のような深い彫りのある道を降りて行くと、黄色く染め抜かれた葉がそこここに見え、やがて滝が現れ、徒渉してさらに下ると登山口。友が軍手をはめた手を野遊に差し伸べ、握手かと思ったら手をつないだ。友もうれしいのだな。大人同士なのに手をつないで仲良く歩いた。林道を下れば宮妻峡だ。ポツン、と車が待っていてくれた。

湯の山駅6:30〜(車)〜宮妻峡7:06s〜水沢峠8:50〜水沢岳9:40〜鎌尾根〜鎌が岳12:00a・12:40s〜カズラ谷〜登山口14:30〜宮妻峡14:40a