野遊の12月 7 「ツアー登山体験談」(2)枯葉の登り

野遊の今回のリュックサックは遠足的に小さいもので、中身は雨具(傘はバスに置いてきた)、防寒具、ヤッケ。 笛つき小型ライト、地図、磁石。お菓子(柚子飴、乾燥果物と予備にソイジョイなど)、昼食(おにぎり2個)、ペットボトルにお茶、そのほかに、ハイドレーション(1,5ℓ入りに1ℓ入れていた)。

ハイドレーションなんてまことに大げさだけど、先月鎌ガ岳で初使用、興味津々また使ってみようと。鎌ガ岳では、ペットボトルのお茶で足りてしまい、ほとんど残して下山した。今度はちゃんと飲んでみようと。(結局一度飲んだけれど、歩きながら飲むほどの状況になくて、今回もほとんど残してしまった)

野遊は今夏の7月に、水がなくなったという失敗をやらかしてから、一種のトラウマなのか、水をどっさり持っていくようになってしまい、人間の意識って他愛もないものだと思う。

お天気は気持のいい小春日和。隊長ガイドが先頭を歩き始め、ばらばらと顧客がついて行き、だんだん1列になっていった。野遊は真ん中くらいを歩いていた。殿は副隊長。

枯葉をザクザク踏みながらしばらく行くと、だんだん登りになっていき、枯葉の下が岩の道だったりして、滑りやすくなっている。

生瀬富士はふもとから仰ぐと、上方は岩だ。頂上が富士山の先っぽみたいに、ちょっと左右対称でつんとしている。きれいな山だ。だんだん上にいくにしたがって岩の道になっていくのだが枯葉が多くてザクザクズルズル。