野遊の12月 8 「ツアー登山体験談」(3)昼食


11時過ぎ、早い時間ながら昼食タイムとなる。それはこの先、26人で休憩する場所がないからだそうだ。

お昼だ〜うれしいな、何にもないけどうれしいな、という感じで、野遊は出がけに買ったコンビニのおにぎりを食べ、ペットボトルのお茶を飲んだ。皆さんビニールシートを持参の方も多く、枯葉地面が斜めで、少しずつ滑りながら食していた。野遊は横長の木があったので腰かけることができたが、知らないおじさんも隣に腰かけていた。皆さん、語り合わずとも結構仲良しな感じでいる。知らないおじさんは食事のあと、歯を磨いていた。

もう一人の知らないおじさんは、魔法瓶を持って来ていて、カップヌードルを作っていた。もう一人の知らないおじさんは、我々の見える場所で、平然と雉を打っていた。(登山口にトイレがあったのに、何で合わせられないのか。できるだけ合わせるべきだと野遊は思う。山は、設置されたトイレに合わせて、できる限り排泄も控えるべきだと。でも、高齢的おじさんで生理現象の調節がきかないのかもしれない)

下から牛の鳴き声が聞こえてくる。ンモガァ〜ンンモガァ〜と鳴いていて、「大きな声の牛ですね」と、知らないおじさんに言うと、「あれはブルトーザーの音ですよ」と言われた(>_<)

「ではこれから頂上を目指します」とガイドが言い、リュックを背負ってさあ出発。