裏剱(10)特別オプションで別山2880mに登る

休憩の後、ガイドは突然「別山に登ってから行きましょうか」と言った。
わぁ〜い、ナイスサプライズ♪、立山に登れるぅ〜、なんとユニークなガイドでしょうね、性格不自由そうだけど。

ここで2名ほど(だったか?野遊は詳しくは知らない)、別山に登らないでまっすぐ剱沢小屋に行く者が残ることになった。彼らは、朝方怪我をした婦人に付き添っていた添乗員K氏が、あとから追いついてくるので、それを待ってから出発するという手筈になった。
別山への道は歩きやすくてきれいで、下方に室堂が、色とりどりのテントを散らばらせて箱庭のように眺めおろせた。
わあきれい、わあきれいの連発。
ピヨピヨピヨ・・・と別山経由で14:10剱沢小屋に到着。

そこは八ツ峰が眼前に迫り、まるで荘厳協奏曲が地の果てから流れてくるようだった。