温泉から温泉山行 1、足首治しの四苦八苦

「足首の腱鞘炎」とやら
「桜が咲くころに治りますよ」が「水芭蕉にころには」になり(>_<)、自分で足首マッサージなどもしてきたが、問題は足首だけではなく全身的なもののような気がしてきた。

色々な症状を調べて病名にクラ〜としかけたこともあるが、あまり動かさないようにと言われても何しろ足首なので、そうっとしておけば運動不足で体調が悪くなる。

スポーツクラブではプールウォークと筋トレマシンは腹筋と、膝の筋力を高める運動を続け、それにシェイプバンプという腕力向上の運動なんかも頑張ったけれど、せいぜい週に1回通うくらいだし断然運動量が足りないらしく、体重も増えてしまった。

夏がやってくる。1年に1回しかない夏が。
鎌倉山周辺ハイキングだけではトレーニングに不足だ。

幸い、自己ケアし続けてきた足首も日に連れて違和感が緩和されてきたし(やっぱり水芭蕉のころかな)、大事にし過ぎもよくないしで、思い切って毎日新聞のツアー登山に参加することを検討してみた。

6月は「苗場山」、7月は「鳥海山」に参加。
夜行バスは一睡もできない野遊には苦手だけど、じっと我慢して夜を明かし、ちょっと疲れて湯の台から出発。参加者の皆さんは大変お行儀がよく、見知らぬ者同士なのに仲が良かった。規律の申し子みたいに揃うことに徹したツアー参加の熟達者方だと思った。

お天気はまあまあで、景色は半分くらいかな。頂上小屋で1泊して象潟に降りた。

外輪の岩模様に心惹かれた。高山植物のすごさに驚いた。可憐な鳥海フスマに手を合わせた。
そして野遊は、「ダメ」ばかりに囚われずに、立ち直ろうと思った。ダメになるところまではやってみようと。

射程距離にそびえているのが、祖母谷コースだった。