十勝岳 １３ 千歳空港 終章
バスで千歳空港に行き、そこで飛行機の出発時間まで何時間も待つことになった。団体なのでＫ氏がまとめて座席をあらかじめ予約しておき、それが配られた時点で、このツアーは解散となった。
やがて夕食タイムになって、野遊たち女性群は何となく連れ立って空港内のラーメン街に行った。男性群は地元の魚料理のお店に行ったようだ。
いろいろなラーメンがあって、どれも何種類も食べたいのだけど、そうもいかないので、あれこれ迷って「００ラーメン」というのにした（名前は忘れた）。ちょっとくどくて、あっちのお店のにしたらどうだったかなあとか、最後まで食いしん坊の野遊だった。
１９時半にゲートに行くと、羽田出発が大幅に遅れているとかで、到着が２時間遅れるとアナウンスがあった。ソファーに座ったままおしゃべりして待つ人、ブラブラする人、ショッピングを繰り返す人などバラバラになり、野遊もひとりになって所在なく過ごした。すごくもったいない時間に感じられた。ほかの手段がないので待つしかなく、こうなると北海道はやはり遠いところだと実感した。２時間経ってもまだだった。
２２時を過ぎてようやく飛行機が到着し、そこからまた待たされて、気分はぐったりという感じで搭乗した。
配られたチケットは、お隣がＫ氏だったので、山の話などしながらなごやかに過ごすうち羽田に着いた。乗ればすぐなので、近いと感じてしまう。
羽田から（往きと同じに）藤沢直行バスを探したら、もう遅いので最終便は出たとのこと、横浜行の最終便に乗り、横浜からＪＲで藤沢に出て、そこからタクシーで帰宅した。日にちは明日になっていた。
