ヒマラヤ山行 (23)薬の話 Ⅰ「整腸剤」

持参した薬はミヤリサン。整腸剤だ。便秘、下痢に効く。野遊の息子が幼児のとき、具合が悪くなるとミヤリサンアイジのお世話になったので、野遊としてはなじんでいる。野遊の所属していた山岳部は断然正露丸派だったので、しばらく野遊もそうだったが、子供ができてからは正露丸は苦いので、ミヤリサンになった。といっても野遊は使用したことがなく、この度は薬局に買いに行った。

これが意外と今回お世話になった。高度が加わるほどに体内のコントロールがメチャメチャで、毎朝既定の3錠、服用する羽目に。

常備薬を持って行くとして何にしようか。普段の山行は怪我をした場合の簡単な一式と大中サイズのバンドエイドとバッファリン、くらいなものだ。虫刺され中和剤や軟膏など持って行くこともある。期間が長い時は風邪薬とか。

今回はミヤリサンのほかに風邪薬と頭痛鎮静剤。野遊はバカなので10年に1度、風邪を引くか引かないかというくらいだし、頭痛や腹痛もない。あっても気づかないのかな。だからどういう薬を持っていくべきか見当もつかなかったが。

10日以上の旅ではスコットランド(滞在中の姪夫妻を訪問して)、ロシア縦断(大黒屋光大夫友好団の執筆担当として)があるが、登山でないので薬を持たなかった。現地で買えるし。持って行かなかったけれど困ったことがなかった。

今回は山歩きなので、かなり気を遣っていろいろ持ったつもりだった。でもミヤリサンだけでなく、胃腸薬も必要だったのだ。

食後、体に力の入らない野遊に、クライアントが胃腸薬を2包、飲んでみたらと差し出してくれた。うーむどうなのだろう。薬知らずの野遊は、これを飲んだらどうよくなるのかわからなかったけれど・・・飲んでみた。

すると\(◎o◎)/!なんだか胃が軽くなり、ちょっと元気になったのだ。それで次の夕食に、もう一包を飲んでしまった。

次回の薬の話は「胃腸薬」