ネコたち日誌 番外編1

今テレビで花火を見ているけれど、かなりすばらしいようだけど、やはり画面で見る花火は臨場感がなくて面白くない。全然惹きつけられない。

娘夫婦から預かった3匹のドラネコのうち、彼らが奈々子を引き取って帰って行ってから1週間が過ぎた。
梅太とジロスケは階下でのんびり暮らしている。ときどき二階に上がってきて遊んでいるが、たいていは階下にいるのが野遊の予想外れだった。二階の空いている部屋を開放してあるのに、ゴスケのいる階下が安心できるらしい。

野遊は平日の昼間はたいてい不在だが、奈々子がいないので野遊の部屋を開けてある。梅太もジロスケも、ルネをいじめないから。ルネの円形脱毛症も、奈々子がいなくなってから少し良くなった。

でもルネはすっかり野遊の部屋に閉じこもりきりで、階下にはいかなくなってしまったので、運動量が心配だ。階下に抱っこして連れて行くと、降りてすぐに階段を駆けあがっていく。これで少しは運動になるかな。

ジロスケは日々元気になっていく感じで、ゴスケがかわいがることといったら、抱き込んで爪を切ったり目ヤニを取ったりしている。「次郎、お前かわいそうに不幸だったんだな、ここでは自由にふるまっていいんだよ」とか言って頬ずりしている。

夕方出かけるときも、野遊あてのメモに「うめ太とジローに夕飯をあげてください」とか書いてある。すっかり次郎になっている。

大猫が毛づくろいい合う姿は微笑ましい。彼らは粗相をしない。ルネのトイレを荒らすが。普通に使用すればいいのにどたばた引っ掻き回していくので後始末が大変だ。
家が汚れる。夏だし、床に毛がまかれて舞う。毎日掃除機をかけてぞうきん掛けするが、相当不潔である。

次回は梅太のエサ袋格闘を書きます。