2017 秋のヒマラヤトレッキング 27 ナムチェへの登竜門

ryo-rya2018-01-10

*上段の橋から見た下段の橋
ヒマラヤの吊り橋はどれも長い。はるか下方にドウドウと川が流れていて、すばらしい滝が惜しげもなく見あげられるところもたくさんある。

橋はたいてい、人間がようやくすれ違える幅で、ザックが触れることもある。
現地民が大きな荷を背負っていれば、すれ違いは難しい。そういう場合は現地民優先で、トレッカー、アタッカー、観光客など旅行者たちは、このお仕事現地民に道を譲るのだ。もちろんお仕事の午、ロバ、ゾッキョ、ヤクなども最優先だ。
半分まで渡ってしまっても、ずずずぃーと橋の袂まで戻る。半分以上渡っていたら、急いで渡り切ってしまうこともある。
橋を怖いなどと言ってはいられない。もう数えきれないほど橋があるから。

四季を通して、これらの吊り橋に、どのくらいのメンテナンスが為されているのか不明だが、しっかりしているように思う。橋造りの技術は発達しているようだ。当初は他国の力を借りたのだろうが、今は自国の力で橋を造っているそうだ。

ヒマラヤトレッキングの、この夢の架け橋を渡ったらいよいよナムチェへの登竜門に差しかかる。