秋のヒマラヤトレッキング 28 ナムチェで進退を考える

ryo-rya2018-01-11

ナムチェへの道は、3年前の春のネパール大地震を思い出す。崩壊あとの痛々しい路がそこここにあり、新しいロッジが目立つが、平地になっているところも多く、そこにロッジが建っていたのだろう。山腹がなだれたままになっているところもある。人々はそれでも元気にしたたかに暮らしているように見えるが、困窮している人もいるに違いない。住めなくなった人もいるだろう。そういう人たちはどうしているのだろう。

野遊はナムチェまでの長い登りに足腰が耐えられず、相当ゆっくり苦労して歩いた。でも前進していればやがて着くもので、Namuche3440に着いた。

足腰は、筋が固く突っ張って冷えていて、ロッジの部屋で丹念に自己施術した。こうすると次の日しばらくは普通に歩けるようになっているのだ。でも、急な登り道とか足場の悪い下りなど、ひとたび激しい振動を受けると、そこからいっぺんに足が効かなくなってくる。だから大事に歩くのだが、それも何時間と続くと後半からはやっぱり駄目になってくる。

野遊はこのナムチェで休んで待っているという選択肢を抱えながら来たのだ。チーチャがゴーキョに行って戻ってくるのを待つか。
でもチーチャがバテテいるので、どうしようか…