2017 秋のヒマラヤトレッキング 35 ゆっくりと下山道をめでながら

ryo-rya2018-03-03

名残惜しいけれど、下るべき時はやってきて、野遊の人生最後になるであろGokyoRi5360mを、あとにする。
途中、空腹そうなサントスを先に行かせる。サントスは駆けるように、Gokyo4790のロッジめがけて下って行った。
それからは野遊はぽつんと、少しずつ下った。膝に負担をかけないように。もう本日は、ほかに何も予定がないのだから、ずっとこうしていてもいいのだ。急がない。

8時に出発して11時半登頂、12時半Riを立って14時半、Gokyoに下り着いた。
川を渡って、しばらく休んでから、ロッジに向かい、どのロッジだったかなぁ〜サントスってば、ランチしたまま休んでいるのかなぁ、と、何となくサントスを当てにしている自分に気づいて失笑する。

サントスはガイドじゃないのだから、迎えに来る必要はないのだ。

ロッジに戻って、良いお天気なので庭で寝具を干したり、洗面や手洗いなどをした。

チーチャはどうしたのだろう。出てこないのでそうっとしておいた。彼女はこんな時に、いくら疲れたからってお昼寝するような人ではない。それはわかっている。野遊がいちいち世話を焼くような態度をとるよりも、任せておくのがベターだろう。(高山病防止のためお昼寝は厳禁なのだ)
あとで知ったが、チーチャは部屋で本を読んだり、ストレッチや柔軟体操をやっていたそうだ。

野遊はロッジの庭で、サントスや、かわいい娘さんとお話ししたりして過ごした。時間を持て余すということは全然ない。時間はどんどん過ぎていく感じだ。

明日から下りバージョンに入る。もう高度で苦しむことはないが、ルクラ以降、ジリ街道1週間の長い歴史道が始まる。まだ中盤にも達していない。