秋のヒマラヤトレック 40 ルクラから下山道へ入る
右手に飛行場を見あげながらサルケに向かって下っていく。のどかな道だ。
前々回シュレスと宿泊した、しっかりした造りのロッジを、サントスが選んでくれた。うわ懐かしい。
サルケ真っただ中のロッジ群から離れて、サルケの最も外れに建つロッジで、たいていは途中でどこかに投宿する。
また、逆から来たトレッカーは、まず山道を下った右手にあるロッジになるのだが、その先に広々としたロッジパークが見えるので、橋を渡ってそちらに行ってしまう。
このロッジはそういう意味で、ポピュラーな感じではない。でも知っている人は、ここを目指してやってくるだろう。野遊はここは好きなロッジだ。
今回も宿泊客は野遊たちだけかなと思っていたら、17時ころ、一対の西洋人トレッカーが訪れた。
部屋は二階で、景色がいい。おかみさんと娘さんが働いている。お父さんはきっとシェルパ業でお出かけか、出稼ぎだろう。