秋のヒマラヤトレッキング 50 トレックウェイをサンダルで買い物の行き来する現地民

ryo-rya2018-11-16

現地のおじさんからも、ルートの激しく変化する道を聞き、サントスは林道を歩いて行く。突然右手に登りだした。それは道というより土手を這い上る感じ。登ったら山道になっていて、前後に伸びている。サントスは、「ここを歩いたことがある」と言った。以前の道は、もっとずっと手前から山腹道を伝い歩いたのだそうだ。今回はその道を、途中から横腹をついて登ったのだった。

お天気は上々で、野遊は、この足が元気だったらどんなに楽しいかと無念に思う。いつもチーチャに迷惑をかけないように気遣いながら歩くのは、一応無事に歩けたとしても、あまり心地良いものではない。先ほどからの無理なルートがたたって、もう足はスプリングが利かなくなっている。でも何とか普通っぽく歩を運んではいる。サントスとチーチャと野遊のみつどもえで歩いている。

その道も徐々に様相を変え、日の当たらない広場に出た。
滝があって、道が広々と分かれてる。どの道に進むのかな。あまり当てにならない地図を見ながら休んでいると、現地のお兄さんが、サンダル履きの手ぶらで、のんびりやって来た。バンダーまでの道をサントスが聞いている。

現地の兄さんは滝の右横を登っていった。あそこか。目の前に伸びている広い道ではなく。

この兄さん、後でまた出会うことになる。ケロンとしてバンダーから引き返すところを出会った。左手にスーパーのビニール袋のようなのをぶら下げていた。彼は買い物しに、あそこからバンダーまでやってきて、また帰るのだった。野遊驚きのシーン。