鎌倉駅前の交差点物語(28)時間押して閉会

昨年の鎌倉市長選挙で当選したのは、元鎌倉市議会議員であり、やがて神奈川県議に寄り道して、1期も勤め上げずに市長選に出馬して当選しちゃった選挙のうまい若手市民、松尾崇だ。

先日の市議会では、市長発言というか議員の質問への返答が、出来上がっている原稿を読み通しだったが、やたらと助詞をはねあげる現代的発音が耳障りだった。でも市議会議員のころから取り組む事項に対して前向きな印象があり、市民のよきプロデゥーサーになってくれればと。まだわからないけど。

彼はともかくこのシンポジウムにも顔を出して、多忙な中多少苦痛の時間を耐えていたのだと思う。ほかにも市役所職員方が数人出席していた。

このシンポジウムでの市長の挨拶は短いものだったが、議会の時のように原稿を読まずに、自分の言葉を発していた。

そのあとはバリアフリー研究会の小木和孝氏が、終わりの挨拶をした。小木氏はご夫妻ともどもバリアフリー研究会の会員で、千一が市議会議員になった初年に知り合い、以来の仲間である。

壁に展示したバリアフリーの写真の中で、出席者の皆さんが「これが気にいった」と、印をつけてくださった写真を部屋の前面に集めて発表。
鎌倉駅西口側の、御成小学校の前のプロムナードの写真が、一番人気があった。この道は遠い昔、野遊の通学路だったのだが、同じ道かと思うと夢のようだ。


小木氏の和やかな語らいのような挨拶を以って、今年のバリアフリー研究会の春の恒例シンポジウムが閉じられた。