大黒谷光大夫を辿る旅 4 初めてのロシア語は1234

15時・関西空港着。
17時40分・大韓航空で出発。(大韓航空事件思い出す〜(-_-;)
19時半・ソウル着。
20時半・また大韓航空で出発。
0時半・イルクーツク着。(予定より15分早くついたけど・・・)

1時間の時差があるので、イルクーツク時間は午前1時半。

空港で税関を出るとき、先の乗客の列が出来ていた。添乗員のkさん(女性)は、荷物が届いてしまうので早く出なくてはならず、とっととその列の後尾についた。野遊はKさんの数人あと。それからドヤドヤ・・・と、24人の参加者の皆さんが並んだ。旅慣れた団長たちは並ばないで椅子に座っている。でもそうばかりしていると、列の最後尾に徐々に人がやってきて、際限なくなる。

ずっと長い間並んでいたが、列はいつまでたっても進まなかった。
野遊の前にいた韓国人の女性Aが、途中からやってきた女性Bと仲良く話をしているうちに、野遊に「この人、友達なんだ。列に入れていい?」と、手振りで聞いた。どうぞと野遊は入れてあげた。ところが列が少しずつ動いていくにしたがって、その横に立っていた違う女性Cが、ジンワリと野遊の前に入ってくるのだ。最初肩を入れてきて、厚ぼったいからよけると、その空間に上半身を入れてきて、しっかりと横入り。野遊はこんな調子ではどんどんあとになって、後ろの人たちにも迷惑だから、ちょっと言ってやろうと思った。

なんて言おうかな、言葉より数字を言ったほうが簡単だな。韓国語は知らない。ロシア語なら9まで数えられる^_^; ここはロシアだから、日本語や英語よりはロシア語のほうがいいかな。で、彼女に、Aをさして「アジン(1)」、Bをさして「ドゥヴァ(2)」、野遊自身をさして「トゥリー(3)」、そして野遊の後ろの人をさして「チィトゥィリ(4)」。

そしたらCは急にものすごい早口でしゃべりまくりだした。何語かなぁハングルだ。不思議だなぁ野遊は韓国語わからないのに、どうしてか、「自分はこの人(B)の友達なんだ」と言っているのがわかった。AもBも聞こえているのに知らん顔している。

そして野遊は圧倒的に押されて、ABCは野遊の前にシャランと並んでしまったのだ。すごいなあ聞きしに勝るナントヤラ・・・こんなことで夢中に喧嘩なんてできないヨっていう日本人気質をよく知っているというか・・・

彼女たちはロシア語を知っていたのか、知らなかったけど通じたのか、でもロシア語が通じたのはうれしかった(^.^)後ろの人々、ごめんね。もう横入りされないようにしっかりと気をつけて並ぶから。でもイヤだなぁこんなことに気を遣うなんて。早速お国柄の違いを見た体験でした。

ということで、ちょっと場はずしだったかもしれないけど、野遊が初めて実践で使ったロシア語が、数字の1234だ。