ネコたち日誌 1、ドタネコ3匹くるぞ

プー子(野遊の娘)が、新婚旅行に行くので、ネコを預かることになった。
プー子が学生時代、大学のそばの女子アパートに暮らしていたころに、それぞれの場所で1匹、もう1匹と保護した二匹のネコだが、あれから何年も経っている。
野遊は彼らを何度か預かっている。

でも多分、いや確実に、彼らはもう野遊のことを忘れている。どうやって接していこうかな〜。犬みたいにデカイ茶トラは「梅太」、もう一方の白と黒のニケネコは「奈々子」。もう当時のかわいい面影はないだろう。

この奈々子が最近、時々吐くのだそうだ。毛玉吐きとは違って、なんだかにゃぁ〜食事療法をしているとか。梅太は、奈々子の吐しゃ物を食べてしまうそうだ(>_<)このふたりを、野遊が目を離しているときは分けなくてはならない。
めいめいの部屋を与えて軟禁するつもりだ。もちろん野遊が在宅しているときはずっとそばにいて皆さんを自由にするけれどね。

皆さんって、実はもうひとりいるのだ。それはジロスケだ。プー子の結婚相手だ。あ違う、「結婚相手の飼っているネコ」だ。彼は親元で暮らしていた。その親に預けないで野遊に預ける(ー_ー)!!

その親が先日野遊の家に来た。山梨から鎌倉に訪問してくれて、挨拶していった。そのとき、ネコをよろしくっていう言葉はなく、「変わってるけど、その変わってるところがいい」「優しい奴なんです」とか言った。ジロスケのことではなく息子のことだった。つまりネコはすっかり「こちらの責任」。彼の親御はネコ嫌いで、彼は自分の部屋でジロスケを飼ってきたのだそうだから、夫婦そろってネコ好きのこちらに預けるのが自然だろう。さあおいで。

このジロスケがとびきりシャイな奴で、以前も我が家に来たけれど、全然くつろいでくれなかった。

そして我が家にはルネがいる。10歳のドタネコ3匹に、5歳のルネ。ところがこのルネが小さなころから皮がゆるくて、今は体重は普通より少し軽いくらいだが、タルネコなのだ。「ドタ」と「タル」。

おまけに怖がり屋で、盛りがつく時期、「男がほしい〜」とフェロモンまき散らして泣いていたので、苦労して同じ血統書つきの相手を探し、次の盛りの時期にお見合いをさせたら怖がって気が狂いそうになり、食事もせず、盛りもピタッと止まってしまった。で、仕方ないから子供は断念して手術したのだった。こんなんでドタどもとうまくいかないだろう。

各部屋に各自のトイレと水を用意して、ルネは野遊の部屋に。このくそ暑い夏日、ファーミネーターでブラッシングしてもまだまだ毛が飛ぶ。

だからね〜今までももっと頻繁に、つれてくればよかったのだ。必要なときだけ来て、遠くに住んでいるのでもないのに薄情な娘なのだプー子は。

では明日から奮闘記はじまります。