猫たち日誌(6)  8月4日(火)真夏日 第5日目

いつのまにか梅太もジロスケも奈々子も、二階の野遊の部屋に遊びに来たりゴスケの部屋を出入りしたり、自由に動き回るようになった。あの気難しいジロも、野遊が横にいてもシャーしなくなった。それにジロがエサを食べるようになった!

ものすごい進歩だ。でも野遊もゴスケも特に何か工夫したりしていない。ネコ好きの為せる技だろうと自負している。

ジロは人目を忍んでエサを食べ、人目を忍んでトイレを使う。今はそうっとしておこう。階段ですれ違っても逃げなくなった。

彼らの排泄物はとても臭う。ルネのトイレを使った子がいる。異様な臭気といった感じだった。ルネが敬遠するといけないのですぐに掃除したがしばらく臭った。お尻などきれいかなあ、拭いてやりたいが、まだ危険。

奈々子はすぐに目ヤニをためる。なんで自分でナメナメしないのだろうか、不潔な奴だ。奈々子の目ヤニは野遊が取ってあげられるけど、後のふたりはまだ怖いわ。特にジロは爪を立てたり噛みついたりしそう。

猫たちが一部屋で混じってごろごろしている。なんとうれしい風景だろう!

ただ、奈々子とジロは水を飲まない。

明日は野遊は帰りがちょっと夕方を過ぎるにので彼らの夕食はゴスケに頼むが、これが心配で気になる!うまくいきますように。