ネコたち日誌(9) 8月7日(金) 第8日目 真夏日
もったいないほど晴天が続く。ああ〜夏山が呼んでいる〜でもがまん。
玄関のタイルに、梅太が寝そべるようになった。どかせて梅太をブラッシングし、タイルを掃き、そこに雑誌を敷き詰めた。
「梅太はどうして困ることばっかりするのかしらね、ルネのトイレには大量のオシッコをぶちまけていってしかも砂を飛ばしまくって、最後にトイレもひっくり返していくし、ほかの子のいる場所を陣取るし、上り下りはドカドカ物を落とすし。さっそく置時計のランプとスタンドの蛍光灯を割られた。」と、ゴスケに梅太のことを批判していたら、なんと!床に寝そべっていた梅太が野遊の顔を見あげて「シャー」と威嚇した。内容を聞き分けるんだこの子は。こわいよな〜・・・こわいから梅太は。
今日は朝から野遊は部屋の大掃除に明け暮れた。ほとんど梅太が汚した。掃除を感慨深そうに眺めていたのは奈々子とジロスケだ。
でもあなたがた、高い所に登るのはいいけど、そこで吐くのはやめてほしい。野遊の部屋のタンスの上はエアコンが効いて快適らしいけど、そこで吐いた子だれだ。
ゴスケの部屋で吐いたとしてもゴスケは気づかないだろうから、これも怖い。
最初はジロスケが凶暴だと思ったけど、ジロの前足は爪を立てなくなった。気に入らないことに対しては相変わらず前足でシャシャッと攻撃してくるが、触れても痛くない。前足に力が入っていないし、爪を「しまっている」。ただ、「僕は嫌だからもうやめて」というサインらしい。
ゴスケはそんなジロを抱いて、いかにもさりげなさ気に野遊に話しかけてくる。「僕はね、この子をほら、抱いてるじょ。どんなもんだい」といった感じがゴスケの全身にあふれている。・・・ケッ。 野遊もジロを抱けるが、見せびらかすために抱くんじゃないでしょ!
ゴスケはジロを「この子、メスだ」と言う。はぁ?オスだと聞いたが。「いや、メスだよジロ子は」としっかり言う。それには深ぁいわけが・・・
写真を掲載したいのだけれど、なんでだかできないのが残念だ。