ネコたち日誌(16) 8月14日(木) 第15日目 なんとまた真夏日

小雨とか言っていたのにまた晴天で、朝方は少し涼しいかと思ったが、時間とともに日差しはどんどん強くなる。今日は小網代にハイキングの日で、どこにも日影のないアスファルトの道路を歩き続けることとなった。

野遊たちが歩く谷底に向かって両面の斜面に木々が生えている。大木も全部、左右こちらに向き合って斜めに覆いかぶさるように生えている景観の中を歩いたが、あとはジリジリ照りつける砂浜歩き(黒崎の鼻)と場所移動の道路歩きだ。

17時過ぎに帰宅すると、玄関のドアーを開けた途端にジロスケと梅太がすっと出迎えてくれた。なんでわかるのだろう。うれぴいわ。

野遊の部屋に行くと、また、ルネトイレがめちゃめちゃに荒らされていた。何回分もの黒いポンがネコ砂の上にゴロゴロ。ルネは砂で隠すから、これはジロスケだろう。でも多すぎる。そしてまた肉球の小砂落としのプラスティック製のスノコが外れてひっくり返っている。これは梅太だろう。砂を取っていると、中から多量の塊砂が出てきた。この尿量はやはり梅太か。

彼らは平素使用している木屑のネコ砂より、ルネの使用する鉱石の砂のほうが好きかも。3か所にトイレを設置してあるけれど、彼らはルネのを使う回数が多い。ルネ砂はこの2週間で何度も入れ足している。

床に、ぶっとく抜けた毛の塊がボロボロ散らばっている。それはルネと奈々子の毛だ。ああまた取っ組み合ったな!ゴスケってば、奈々子を監視しなかったんだ。ほかのバカネコらが参加していなかったようなので助かったが。どう騒いだのか、ルネの瀬戸物の水入れ皿が割れて、その周辺のものがぐちゃぐちゃになっていた。上の台に置いてあった小型ポットが落ちていたので、これが当たって割れたのだろう。ルネの、ネコさん模様の水入れ皿はエサ入れ皿とサイズ大小のお揃いだったのに!

夕食の時間に、「奈々子は表面はおとなしいけど一番腹黒い」と言ったら、すかさずゴスケが「そう、知ってるよ。こいつ陰険だよ」と言った。へぇ〜なんでわかるの。

今日の早朝も奈々子の気味の悪い牽制声で飛び起きると、奈々子がルネの目と鼻の先に顔を突き出していた。いったいこの執拗さは何だろう。今後、外出時は奈々子を隔離しよう。