千の記憶(13)4歳から

4歳を過ぎると具体的に思い出せることがどっと増えて、それが果たして4歳のことなのか5歳のことなのか、判然としないものも出てくる。

そんなこと整理しなくてもいいのだけどね…

これ以降は、弟のボクが出現して、周囲が広がる。

ちょっと男の子のような、赤ちゃんぶりの良かったそうなエリは、曾祖母からもアネからも随分可愛がられたそうだが、ここでちょうど真ん中の女の子となり、以降、何の特徴もない位置に定まる。

書いていこうかどうしようかと思うが気が遠くなる。

人は年月を連れ立って、四苦八苦の道に歩み入っていくのだ・・・。