ヒマラヤポカラトレッキング33「ヤナに会う」

5/3 (金)Sinuwa…Chomrong…Taulung …山道…Ghutning(Kimrongkholagoon)ガッニング・山腹ロッジ
 静かな山腹道に沿って、ロッジがあった。斜面の上方には谷に向かって客室棟が建ち、端にトイレがついている。向かい合いの下方には母屋が建っている。その真ん中がトレッカー通過道となっている。

しーんとしている。母屋の開け放たれた入り口に立つと、薄暗い食堂に、老婦人とマスターらしいのがいて、向かいの部屋の鍵を渡してくれた。

まだ日が暮れるにはたっぷり時間があり、シャワーを申し込んでサッパリした。すると、可愛いい西洋人の若者が野遊を見て挨拶してきた。彼女はニュージーランド人で、YANAという。

ヤナは、この山間の静かなロッジが気に入ったので、ずっと連泊しているのだそうだ。

本当に素朴な美しい場所だ。道の両端に長方形に客室棟と母屋を造って、庭といったら母屋のい端に出っ張った空間にテーブルと椅子があるが、数人しか座れない狭さだ。すぐ下は切れ落ちている。そのずっと下方から、ヤギを連れたおじさんがのんびりと登ってくる。一面の緑。

ここを気に入って居座っているヤナは、良いセンスをしているな!ヤナは冬は日本のスキー場でアルバイトをしているそうだ。どこかと思ったら妙高高原だって!日本は美しいと何度も言う。うんうんわかる、冬の妙高ね。

宿泊客はヤナと野遊だけだった。

このロッジが、今回のトレッキングで、一番好きだと思った。今も景色が目に浮かぶ。

ヤナとはメル友になった。