焼石岳 9 よろこびのスタート  

2015年10月5日(金)、夕方一ノ関駅到着。まだ2度目なのに、知っている駅という感じで懐かしい。駅そばのBHに宿泊。野遊は2通りほど行程を書いてきたので、それを元に地図を見ながら、ちーちゃんと明日のことを話し合った。

中沼林道が先日の台風で壊れてしまったそうで、そこまで車で入って、後は1時間半ほど歩いて登山口に行くか、つぶ沼登山口から歩き始めるか。まだ歩いていないつぶ沼入山もいいな。その日は銀明水小屋泊で。午後は近所を散策とか。体力があったら横岳をピストンとか。

それとも中沼登山口から急登コースというのを行くだろうか。地図には「このコースは刈払い不十分で標識はないに等しくわかりにくい箇所があるのでベテラン以外は入山しないこと」と書かれてある。だからまさかよね・・・と思うが、先日電話でリーダーが、この道を使うようなことを言っていたので、その場合の行程も作ってきていた。

明日はどうなるだろうね・・・当てっこクイズみたいで楽しい。

10月6日(土)、6時半からのBHの朝食を済ませ、勇んで一ノ関駅へ!わくわくわくわくわっくわく・・・♪♪♪リーダーのタマちゃん〜来るかな来るかな〜♪

少し早くに着いたので、駅の待合所にいると、なんと!写真家さんが改札口から出てくる姿が!!

わぁい♪と、出ていくと、駅前にはリーダーが着いて車から降り、立っていた。ほんのこの前会ったのに、これがまた懐かしい!シチュエーションがこの前と同じだ。それがまたうれしい!
リーダーの隣に、男の人が微笑みを浮かべながら立っている。山の仲間だそうだ。写真家さんもそうだけど、この人も大きくて強そう。これは心強い!うれしさの幾重奏!!

車に乗って出発。もうほんっとうに、こういうときの喜びって、鮮やかなパープル色なんだわ!野遊が幼い子供だったら、車中で踊りだしちゃうね。ちーちゃんが落ち着いた人なので、野遊ははしゃがないように、これでも結構抑えていた。

ほとんど100パーセントうれしかったのが、車が林道に入って行くあたりから少しずつ緊張感が膨らんでいって、少し心に重みがついていった。それでも喜び80,緊張20パーセントくらいの割合だったけど。

リーダーの運転する車はガンガン走って林道に分け入っていく。
登山口に近づくにつれて緊張30になっていった。