焼石岳 3 焼石報告 前半

【山じいさま

焼石岳。6月27,28日の土日で行ってきました。

27日の朝、一ノ関駅前に車が止まり、あとで知ったことですが、この車の女性が本山行のリーダーでした。

野遊に声かけしてくださった写真家さんは、朝の新幹線で仙台から来ました。

台風でしょ。リーダーは強い風雨の林道をどんどん運転して、登る気か。
登山口の駐車場に着くだけでもすごい。近くの景色も雨で煙っています。

車を降りた途端にたちまちずぶ濡れ。中沼登山口で合流したのが地元の山岳会の男性2名。
みんな仲間でしょっちゅう焼石岳に行っているそうです。

いつもはこの時期、駐車場は車でいっぱいだそうです。
今日はほかに地元ナンバーが1台あるだけ。
やがてその車の人たちが引き返してきました。肩まで増水して進めないとかで。
肩まで浸かったのか!! なんという人たちでしょう彼らは。

「車キーパーやって待ってます」と、野遊。
だって景色も見えないどしゃ降りで、何がいいのかわからん。

野遊が怖がるので、皆さん、行くのをやめてくれた。明日行こうと。明日もイヤ!

近くのバンガローに行き、リーダーは車からこれでもかというほど荷物を降ろします。
地元の男性2名も車から箱を三つも四つも降ろします。(全部缶ビールだった)

リーダーは車で近くのスーパ−に買い出しに行きます。野遊も一緒に行った。
野菜もお魚も新鮮で鎌倉の半額以下の安さでびっくりしました。

そしてロッジに戻ると、男たちは早くも酒盛りを始めていました。
お昼前だというのに日本酒とワインとビールですっかり盛りあがっています。
リーダーは買った食材と仕込んできた食材で、ドカドカお料理を出す。野遊は手伝った。

彼らは信じられないほど飲んで食べて午睡して、もう起きられないのではないかと思ったら、夕方起きだして近くの温泉に入って、また仕切りなおして宴会でした。人間とは思えない。

けれど夜の9時にはピタッと静まって二段ベッドにもぐって寝てしまいました。
やはりさすがに山仲間だな。
さて明日はどうするのかな。
(後半につづく)