焼石岳 11 中沼登山口から

中沼登山口は2方面に行く道がある。前回(6月)は中沼方面に歩いて行った。今回は急登コースに向かって出発する。

この登山口に、しっかりしたトイレが建っているのがありがたい。みんなで出発準備にかかる。車から降ろされる品物は、これからキャンプに出かけるような「無造作に重いままの物」ばかりで、野遊なんか目を白黒させてしまった。

食事はレトルトとかドライフーズでと、リーダーに伝えていたのだけれど、そういうのは彼らの山の美学に反するようで、荷を持てないならそれでいいから、個人装備をしっかり持参するようにと言われた。

リーダーと一緒に来た男の人は、茨城県の人だった。は?なんで茨城?それは以前、会社の出張で東北にいたとき、焼石岳に登って、この地元の人々に出逢い、以来仲間だそうだ。

このたびはリーダーから(荷物持ちに)声をかけられて、月曜日の休暇を取って土、日、月と同行してくれるそうだ。リーダーの一声。・・・う〜むむ・・・

写真家さんは初日だけ一緒なのかしらと思ったが、月曜日まで同行してくれるそうだ。・・・う〜むむむ・・・

ちーちゃんが「なんか目頭が熱くなる」と言った。・・・うん。

だから野游たちはとにかく、がんばることで答えるしかないのだ。と思った。

共同装備を彼らが分け合っていたので、野遊も気持ちだけ、油の瓶1本。(^_^;)

茨城の人は商品そのままの重そうなものをどんどんザックに入れ、ワインも瓶のまま。ビールなんか大缶を何箱入れるのだ!
茨城さんのザック、40キロ近くあるかな。野遊は持ちあげようとしたが、びくともしなかった。