流氷旅行 8 釧路空港からバスで温泉ホテルへ

出発時間が大幅に遅れはしたが、飛行機は無事に釧路空港に到着した。重そうな曇り空の中、添乗員が待機してくれていて、十数人のカスタマーたちともここで出会い、ツアーバスに乗車する。

上の姉夫妻は2席並んで座り、下の姉と野遊も2席並んだ指定席。どちらが窓際でもいいけれど、下の姉は野遊に窓側に座らせてくれた。景色側に座れてうれしい野遊。でも姉も景色みたいだろうなと思う。

バスが発車すると、添乗員が、今日は時間が無くなったため予定の行動がとれないので、ホテルに直行しますと言う。窓外は雪景色だが、雪は降っていない。最近、雪は少ないですと添乗員。こんなに道路沿いに雪山が積もっているのに、今日は少ないとは。

雪景色ながら曇天が濃すぎて、あまりよく見えない。というか時々グレートアウトするほどどんよりしていて、せっかくの窓の景色もあまりよく見えないまま、ホテルに到着した。

そして4人で二部屋に分かれた。ビジネスホテルみたいな質素な感じの部屋だった。温泉となっていたので、部屋のバスタブは使用しないでお風呂に行くと、普通の湯舟が一つあるだけ。質素だ。でも、お湯は温泉で、少し入っていると体がじっくりと温まってくる。出てはまた入ったりしていると、姉たちは体を洗って洗髪して、とっとと出てしまった。姉たちのほうが野遊より、温泉感覚が若い。

夕食まであまり時間がなかったが、あってもなくても三姉妹だといくらでも会話を続けて過ごせるので退屈しない。

夕食は特別に追加注文を申し込めばいろいろなお料理があったが、飲んで騒いでのメンバーではないので何も注文しなかったが、普通とやらのコースでも充分の量だった。北海道だから何か美味なものがあったはずながら、実は今思い出しているけれど野遊は忘れた。海鮮類も、鎌倉にいても食べられるので、あまり感慨がないのか。

それよりも明日は流氷を見る日だ。流氷、流氷。