マナスルヘリトレッキング 10 過酷なバス

 アドベンチャーガイズ(AG)専用のバスがカトマンズから出発する。少しゆとりがあって、野遊は二つの席を占有できている。他の人たちも大体そのよう。座席は思ったより座れる。野遊の記憶では、座れない座席だった。それは下のスプリングがデコデコしていたり、座るとガフッとへこんだり、ユッサユサに崩れていたり。いつか、ジャンガルバス?とかいう高級バスに乗車したけれど、料金が高いだけで座りにくさはほぼ変わらなかった。

もう相当ひどいと覚悟していたが、今回は普通のバスだけど座席はそれほど悪くはなかった。窓側の座席は真ん中から半分が崩れ落ちていたけれどまあ贅沢は言えない。

そして地獄のバスタイム。午後、ベシサハールを通り抜け、ああ2020年の春、ここからサーキットトレッキングの予定だったのになあ!と感慨深かった。

そのまま北上してアルケット村に着いた。7時間の苦行。