北アのゲートキーパー焼岳 9 森林限界〜胸が寿喜寿嬉!
右手に下堀沢が大きく崩れてというか深く削られて現れた。それが見えてきたころにはあたりが一段と明るくなってきて、やがて森林限界に出た。この瞬間も何とも言えないなあ〜。オーソドックスにかっちりと喜ばせてくれる焼岳ではないですか〜胸が寿喜寿嬉!
みんなで登っている。散水車のように汗を振りまきながら登るおっさん、仲間たちに注意やら説明やら続けて足よりも口で登っているようなおっさん、へたり込んで肩で息をしながら、登る人たちを見あげているおっさん、元気な小雀のようなおばさん連中、可愛い彼女の手を引いてあげながら登る青年、見知らぬ人たちに褒められながらほっぺを膨らまして登る小学生の兄弟、堅実に歩を運ぶおじいさんとおばあさんのご夫婦、強者弱者老若男女満々開、みんな焼岳を目指して登っている ♥♡♥♡♥これが焼岳だ!!!
こんなに胸がときめいたのは、ここから見あげた焼岳の雄姿に惹かれたからなのだ。