宇都宮アルプス

2014年2月13日(木)晴れ まいたびツアー参加

今日は宇都宮アルプスを歩く日。バスは東京7時45分発、東北道を走る。

参加者は女性10名(だったか?)男性7名、添乗員さんは男性2名。
添乗員K氏が、バスの窓から見える山々に説明を入れてくれるのがうれしかった。
篠井という登山口に到着。各自トイレタイムを取ったり靴の紐を締めたり準備体操をしたり、せわしなく時間が過ぎていき、10時半、ゆっくりと林道を歩き始める。


さぁ〜宇都宮アルプスの七つの突起、榛名山(561m)、男山(527m)、本山(561m)、飯盛山(501m)、高舘山(477m)、黒戸山(412m)、兜山(372m)を、これからみんなで全部訪問しますよ〜

先週積もった雪が山道を埋めて、少し登るともう真っ白な世界だ。
現地情報では積雪20センチだとか。
雪は程よく締まっていて、アイゼンを山中で装着する羽目に至らなかったのは幸いだった。

最初に登った榛名山は尾根沿いにちょっと寄り道したところにある。歩き始めは寒かったので着込んでいた人たちも、ようやく上着を脱ぎだす。休憩は15分あった。でも15分って、景色を眺めたり水を飲んだりしていると、すぐに過ぎてしまう。

k氏が「あと1分!」と声をあげてくれるのでわかりやすく、お蔭で出発時にモタつく参加者はいなかった。

二番目の突起男山は頂上が狭くてすぐに次に向かった。みんなで「男は心が狭いのか」などと言い合って笑ったが、このころから皆さん打ち解けてきたようでにこやかだった。

最高峰の本山は展望がよく、男体山がちょっと雲を帽子のようにかぶった姿で堂々とそびえていた。眼下は畑が広がり、雪と土のバーコード模様が美しかった。ここで昼食タイム。座っていると、やはりさすがに空気の冷たさを感じた。

それからもゆっくりと歩き続けて、40分ほど歩くと5分休憩が入る。もうすぐ次の頂上でも、ここからしばし急登になるというような個所では、K氏が5分休憩を入れていくので、このちょっとした配慮が、とても登りやすかった。

その山をよく知っている添乗員さんだと、参加者は安心していられる。各頂上でもK氏は山座同定をしてくれた。これがもし一人で登っていたらどうだろう、あまり人通りのない日だったので、心細かったりストレスを感じたりするに違いない。

楽しく歩きながら気がつくと7座目の、兜のような形をした大きな岩のある兜山を往復して13時30分、林道に出た。林道はアイスバーンになっているところもあり、ここまで来て滑ってなるものかと気をつけて歩いた。山中では下り道で滑る人が何人かいたが、皆さん怪我もなくズボンを汚したくらいだった。

林道を20分あまり歩いて行くとバスが待っていてくれた。出発地点からさらに奥に入って我々を待っていてくれたのだが、ツアーとはこういうところが便利だなとしみじみ思った。そしてバスに乗ればそのまま温泉に着くし。さっぱりしてうっとりしていれば東京に着くし。

と書くといかにも楽チンな感じだが、実はわたしとしては、もう少しのんびり温泉に浸かっていたいことと、帰りのバスの走行時間がもう少し短ければいいのにと、この2件が時間をゆずり合ってくれればと思っている。これはドラエモンに頼まなければムリな世界ですね。

こういう時期には最適のすてきなハイキングでした!