猫の中耳炎(10)終章・日々これ好日

ルネの中耳炎もだいぶ収まってきて、カーラーもいらなくなった。

そんな日、若夫婦が我が家に来て、ルネの毛を刈ってくれた。
彼らが飼っている大猫3匹は毎年毛狩りをするそうなので。
毛刈りは体温調節について、猫に良くないと聞いていたけれど、
ペットショップや動物病院でも行なっているし、
もとより犬などは毛刈りの美容室もあるし、やってみようかなと。
夏の初めの、猫の毛の抜けようは猛烈なるものがあり、
ルネはフワ毛で意外と長く、ファーミネータでは手に負えないのだ。
洗面所で毛狩りしたが、ルネは嫌がったけれどおとなしかった。
プーコと野遊でルネを抑え、影武者が刈ったが彼は上手だった。


影武者はそのあと野遊が購入した「逆さぶら下がり健康器」を、
組立ててくれて、これが快適で、野遊は以降、活用している。
ゴスケも気に入って使っているようだ。
1回2〜30秒、いちどに2回くらい、日に2〜3回、逆さにぶら下がる。
全身の力が抜けて腰が伸びて肩回りが楽になる。


プーコは秋のはじめに赤ちゃんを産む予定。
野遊も今までと違う種類の忙しさが増えるかな。
野遊もさんざん親の世話になったので。


野遊は10月中旬からヒマラヤに行く予定。
プーコの出産を聞く前に、約束を交わしてしまった人たちがいるので、
動かすことができないけれど、出産予定から日数があるので大丈夫だろう。


ゴスケは今は学校に週に何回か出勤するだけの人になった。
毎日、広くもない庭に何か植えている。セリ摘みに行って茹でて食べてる。
この秋、ゴスケは孫のことで、野遊なんかよりずっと勇んで立ち働く予感。


千一さんについては、すでに初議会が来週から始まる。
お宅には、議会が終わった再来週に伺う予定。
ご家族の方が色々と不安な気持ちを抱えているようなので、
ゆっくり話を聴いて、支えになれればと思う。
千さん自身は、別に不安を抱えていない。もし抱えていても大丈夫なのだ。
なぜって、千さんはゴチャゴチャ悩まない術を、実に見事に習得しているから。