秋のヒマラヤトレッキング 10 レストラン、ロータス

タメルという街は、何度歩いても覚えない。マドウバンゲストハウスからレストランロータスに行きたくて、地図を見たがややこしい。細い路はゴチャゴチャ曲がりくねっていて、それが地図のどの路かわからないのだ。通りすがりの人やお店の人に聞いても、ほぼ全員わからず、地図を見せてもわからない。ガードマンやおまわりさんに聞いてもわからないのだから!

けれど誰に聞いてもみんな耳を傾けてくれて、そして(なぜか)でたらめでもいいから何か答えようとしてくれるので、ますますわからなくなる。

前回はそんな中、歩きに歩いてようやくロータスに着いたけれど、一人と違って二人のほうがわかりやすいようでそうではない。相手を気遣ってああだこうだと意見を言い合い歩いて行くと、かえってわからなくなる。

すると青年が声をかけてきて、何を探しているかと聞くので、ロータスレストランを知ってますかと聞くと、ああ知ってる、そこだから案内しようと歩きだすのでついていくと、有り得なくグルグル歩いて。次第にこちらが気色ばんでいくと、青年は通行人に「ロータスってレストランは知ってるか?」などと聞いている!

ついに「もういいから!」と断って、またチーチャとふたりで歩きだして、Madhuban Guest Houseを出て1時間後、ついにロータスに着いた。

*写真はグルグル歩くタメル街。