秋のヒマラヤトレッキング15ルクラ

ryo-rya2017-12-17

*飛行機から見る村々。
ルクラに着いた。ポーターを見つけねば。
金網の向こうにたむろしているネパリたちのほうに歩いて行った。小柄なおじいさんが声をかけてきた。無視してポーター志望群のほうに向かって「わたしはポーターを探してます」と言うと、バラバラと青年たちが駆け寄ってきた。

皆黙って野遊を取り囲んだ。

先ほどのおじいさんはしきりと野遊に話しかけ、耳元でうるさい。
「あなたはポーターですか?」と聞くと「違う」と答える。
彼の隣に青年が立って野遊をじっと見ている。この青年の後見人かな。

うるさいおじいさんは「ともかく話をしよう」と言い、やおら野遊のバッグを持ち上げた。チーチャのザックを青年が持ち上げ、2人は歩き出した。

後から大声で「まだ決めていない」と叫んだが、2人は「ロッジまで来て話し合おう」と、どんどん歩いて行く。

ルクラの街を半分も過ぎてしまった。おじいさんはとあるロッジに入っていき、ロビーに荷を置いた。青年もそうした。