2017 秋のヒマラヤトレッキング 19 サントス

ryo-rya2017-12-23

青年は実に嬉々とした様子で背負子を持ちあげた。
ロッジのマスターであるおじいさんは、まずは良かったという表情。

2017年10月11日(水)10時、ルクラLukula2840を出発。
青年は我々と並んで歩きだした。
野遊はタドコシThadoKoshigaon2592まで、ポーターを先に行かせようと思っていたので、なんかサービス精神のあるポーターだなと思ったが、ちょっとうざい気もした。
彼はご機嫌で、両手をヒラヒラさせ、「僕はとてもハッピーだ!」と、何度も言った。
”I'm happy! I'm verry verry happy!!"
喜びを含んだ瞳がキラキラ輝いている。

よく見ると、彼は左耳と右薬指にシルバーリングを、そして首にはシルバーネックレスをしていて、彼の、カールした長いマツゲと大きな瞳と、しなやかな細い肢体、浅黒い肌に、それがよくフィットしていた。

いくら背負子使用で楽とはいえ、30キロはある荷をこともなげに背負いながらスタスタと足取り軽く進む彼の姿は、まさにヒマラヤの快男児だった。

これがサントスとの出逢いだ。