ヒマラヤポカラトレッキング35「すべてが報われる絶景デオラリ」

5/6 (月)BanThanti(Deurali)...☆DeurariPass.絶景!!!山座同定♥ ... Ghorepani 2853… (PoonHill 3198は寄らない)…ゴレパ二から街になってくる ナンゲタンティ2430   

 

ロッジを出発してやや急な登りを行くと、そこはデオラリ峠だった。アンナプルナ山群とマチャプチャレが、朝日に輝いてうっすらピンク色に聳え立っていた。何人かのトレッカーが足を止め、見惚れていた。野遊も一緒に、この景色を満喫した。

シュレスがちょっと場を外し、どこかに消えた。こういう場合は、トイレなのだ。彼らは紙を持たず、素手で用を足すが、実にきれいさっぱりと処理して帰ってくる。まるで野遊の飼っている猫ルネみたいだ。猫には猫の世界があり、人間が比べるからずれるのだ。シュレスもそうだ。だから野遊は面倒な事を考えないようにしている。(最初は考え過ぎて、ペーパーを渡したり、無用に気遣ったものだが、かえって迷惑がられた)。

 

この朝、この峠で十分に景色を味わった。あらゆる美しさが、そこにあった。今回のトレッキング最高のポジションだと言える。それがこの好天で、山神様に感謝感謝!すべてが報われる。

やがて感動冷めやらぬまま、歩きやすい整備された道を下って行き、ゴレパ二に向かう。名所プーンヒルには寄らない。なぜなら、トレッカーや観光客はこのプーンヒルを目指すが、野遊はすでに様々な方面からこれらの名峰を見てきたし、デオラリ峠では圧巻の絶景に身を浸したので、もうこのビューテフルビューに、観光費を支払って訪問する必要なくなっていたのだった。

そしてゴレパ二に到着した。パニとはお湯の意味で、温泉などがあるようだし、水も豊富だった。温泉用の簡衣を用意してはきたが、結局どこでも、地元民たちと和気あいあい?であろう温泉体験をするには至らなかった。